お茶の葉3:不発酵茶(緑茶)の種類
おはようございます。
今日は東京でも1℃とかなり冷え込んでますね。
今日はチャノキの葉っぱ(及び茎)を発酵の程度によって大きく4つに分かれる中でそれぞれを掘り下げていきたい。
不発酵茶(緑茶)
半発酵茶(中国茶の白茶、黄茶、青茶)
発酵茶(紅茶)
後発酵茶(黒茶)
今日はまず不発酵茶から。
不発酵茶
不発酵茶は、茶を摘んですぐに、蒸す・炒る・煮るなどの方法で、最初に酸化酵素の働きを止めて製造したもので、これを一般に「緑茶」という。酸化酵素を不活性化する方法によって蒸し製と釜炒り製に分類される。日本では蒸し製がほとんど。
お馴染みの名前が続くがそれぞれの違いを見ていこう。
煎茶 日本茶の代表で最も一般的なお茶。新葉を摘んですぐに蒸して揉んで作られるお茶。日本で生産されるお茶の7割を超え、香り・旨味・甘味・渋味のバランスが良く上級品ほどそれらが深くなる。
深蒸し煎茶 日本茶の代表で最も一般的なお茶。煎茶よりも豊富な蒸気を用いて、蒸す時間を普通煎茶よりも2~3倍長くして作ったお茶です。甘味が増す一方渋味が減り深みのある味になる。
蒸し製玉緑茶 煎茶の工程から、まっすぐ伸ばす工程(精揉工程)を省略したお茶で、勾玉のような形からグリ茶とも呼ばれる。濃厚な味わいが特徴。
番茶 一番茶、二番茶を摘採した後に出た遅れ芽が硬くなったものや秋口に摘採した葉や茎を原料にして作るなど地方によって条件が多少異なるお茶。製法は煎茶と同じ。
そして、この番茶をベースに再加工して有名なのが以下の2つ。
焙じ茶 番茶や茎茶を強火で炒って作った、香ばしさを立たせた茶。カフェインなどが少なくなっており、食後のお茶に好まれる。
玄米茶 番茶(場合によっては煎茶)に炒った玄米を混ぜたお茶で、香ばしい香りが特徴のお茶。
これらの茶葉が全て日光に直接当てられて育てられているのに対して、お茶を被覆して直接日光に当てずに育てているのが以下の茶葉たち。
玉露 よしず棚などで新芽に覆いをし、20日間以上直射日光を遮って栽培した茶の葉を揉みながら乾燥させるお茶。旨味成分が多く、苦味を抑えて育てた高級茶。
抹茶 よしず棚などで新芽に覆いをし、20日間以上直射日光を遮って栽培した茶の葉を揉まずに乾燥させるお茶(てん茶=蒸した後揉まずに乾燥させたお茶)を茶臼で挽いて微粉末にしたもの。
かぶせ茶 玉露と煎茶の中間で数日間日光を遮って育てた茶葉を蒸した後揉みながら乾燥させたもの。
茎茶(白折) 茎の部分を多く集めて作ったお茶。清々しいすっきりとした独特の香りがある。
粉茶 仕上げのときに出る粉を集めて作ったお茶。お寿司屋さんで提供されることが多い。
そして最後に中国では多いが国内では珍しい釜炒り製のお茶。
釜妙り製玉緑茶(釜抄り茶) 生葉を蒸さずに鉄製の釜で茶の葉を炒って製造するお茶。葉の形状は丸い勾玉状で香ばしい釜香が特徴。国内では主に九州地方で作られている。
*上記の情報は以下のリンクからまとめています。
日本の緑茶だけでも、今回挙げた12種類ものお茶がある。そして、皆さんご存知の様にそれぞれの違いが生まれているのだから驚きだ。
明日は半発酵の中国茶を見ていきたい。
僕は幸せになると決めた。
今日もきっといい日になる。
一歩一歩、着実に歩もう。
皆様も、良い一日を。