繊維の種類12:麻の種類

おはようございます。
今朝は晴れて朝陽がふんだんに浴びられる様な心地の良い朝。冬になると同じ時期んに起きても陽が昇り切っていないので朝日が柔らかいのが心地よい。

さて、布の素材として種子毛繊維の綿とカポックを見てきたところで今日からは靭皮繊維に関して見ていきたい。

靭皮繊維

靭皮とは樹木の外皮のすぐ内側にある柔らかな部分で、甘皮とも呼ばれる場所で、もっとも広く利用される。アサ、アマ、ラミー、ジュート、コウゾ、その他の靭皮繊維は、その性質によって糸、綱、織物、帆布、和紙など幅広い素材の原料となる。広義には茎の形成層の外側部分でとれるすべての繊維をいう。

麻とひとくちに言った時、実は靭皮繊維のものと葉脈繊維のものとに大別できる。葉脈繊維にはマニラ麻とサイザル麻が主となり、採取される東南アジア、南米アフリカなどでは衣料や寝具などに使われる。一般的には靭皮繊維は葉脈繊維よりも柔らかい。

話を靭皮繊維に限って麻に戻すと、主に以下の5つがある。
それぞれ和名洋名のどちらかで聞いたことがある方も多いと思うが、それぞれ植物としても別の科の植物であることが見てもらうとわかる。

  • 亜麻(あま) Linen  リネン  亜麻科

  • 苧麻(ちょま)Ramie ラミー  葦麻科

  • 黄麻(こうま)Jute  ジュート 田麻科

  • 洋麻(ようま)Kenaf  ケナフ  綿葵科

  • 大麻(たいま)Hemp ヘンプ  桑科

こと布地となると上の2つ、リネンとラミーがメインでヘンプがごく稀に、といった感じでジュートとケナフは繊維がチクチクするので、その強度も生かして麻袋や紐、カーペット基布などに用いられる。

明日は早速リネンから掘り下げていこう。

こちらの文章は以下のリンクを参考文献として使用しています。


僕は幸せになると決めた。
今日もきっといい日になる。
一歩一歩、着実に歩もう。

皆様も、良い一日を。

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