私は世界で、世界は私
*運営しているネイルサロンにて*
いつも朗らかで穏やかなお客様、珍しく苛立ちの気持ちを私にお話ししながらの施術時間だった。生きていると色々ある。
その背景を想像しながら聞いた話から、私が感じたことを覚え書きする。
自分の外側へ向ける厳しさは
同じ時に自分(の内側)にも向けられる。
その逆も同じ。
宇宙は自分と外側、つまり、他者とか世界‥などと表現するものと自分を区別しない。
私は世界で、世界は私
私があなたで、あなたは私
誰かのことを指差すとき、あなたも指差されるようなことが起きていて、
納得いかないけれど我慢して納得するふりをすると、謎に我慢をもっとしなければならないような出来事をやらされる……とか。
あなたの感情を優先して、やりたいことをやって心のウキウキを感じていると、その感覚がさらに反映していき、周りにも同じようなウキウキの波動が伝播していく。もちろん自分もさらにウキウキを味わうことになる。
あなたが今感じている感情のカラー、音が《まるで波紋のように波をデザインしながら》広がっていく‥‥‥
これを腑に落とし、歩みの過程で起きる出来事を観測するときの視座に活かせば、自分が今観ている景色は、感情をどう扱っていたか? 自分の本心のとおりに心と肉体を一緒に動かしていたか? チェックポイントが明らかになって、解釈も変化していくようになる。
感情を抑えても、本心を変えることにはならない。ここは気をつけたいところ。
自分の目で観ている景色の波紋は何色?ウキウキしてる?モヤモヤしてない?モヤモヤしてるのを無視しないだけで意外と自分はホッとするもの。
そういうときは、モヤモヤな現象をダイレクトに変えようとしないでいい。
トイレを我慢しないですぐに行くとか、喉が渇いたら好みの飲み物を自分に与える。課題と関係がなさそうでも現実が満足モードにいつのまにか変わっているはずだ。
誰とも戦うことなく、自分だけで解決できるようになるのが本当に楽だ。
「うまく変えられないなぁ・・」
そんな風に思うときは、もう一歩「どうして、そう思うの?」って問いを贈り、寄り添ってあげて欲しいな。
もしかすると、変わりたい側面もありつつ、変わりたくない(変えたくない)という反対側の無意識の望みが潜んでいたりするから。
自分の思想を変えたくないという頑なな自分を見つけると、苦しくなるけれど、それを嫌がらずマルっと丸にできるのなら、そこから感情の詰まりが洗い流されていくよ。
頑なさや、拘り、そして嫌悪感……それを自分の中に見つけたときに見ないフリをしないようにするのは《本心の救出》
他の誰でもない自分の内側にいる小さな私が喜ぶよ。
お客様の話を聞きながら、上記をまろやかな言葉を使って応援の気持ちで、自分に向けて話すイメージをしながら会話していく。
自分ごととしての言葉を使ったのは、《目の前にいるお客様も私》だから。
私は世界で、世界は私
私があなたで、あなたは私
これは真理だから
来月お迎えする時は、お客様の心がほどけて、柔らかくなっているといいな。このように、今言葉を綴っていくうちに私の心も柔らかく、まあるくなっていく……あのお客様もきっと大丈夫ってホッとした。