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南足柄への漆&金繕いのお稽古体験!日常の道具選びがもたらす心地よさ

こんにちは、コラボレーターのいたやゆかりです。
週末、南足柄の野田とし子先生のアトリエへ漆と金繕いのお稽古に行ってきました。漆を習い始めて約8年前。お椀やお盆、スプーン、お棗など、自分で制作した漆の食器が段々と自宅に増えてきました。

日常生活で身の回りの道具を意識して選ぶことで、心地よさを感じることを日々実感しています。

漆器の作品作りには約1年かかります。漆のスプーンなどは木彫りから始めるので、2年近くかかることもあります。漆の工程を通じて、その器がどんな場面で活躍するのか、どんな生活や日常を望んでいるのかを考えることができます。

現在は漆のお椀とお弁当箱を作っています。


前回、お椀は漆を塗りすぎてしまい縮れができてしまったため、擦り錆という工程で錆をつけ、縮れをなくす作業に取り組んでいます。今回は、水研ぎをして縮れた部分をきれいにし、拭き漆という工程を行いました。

また、母が大切にしているガラス製品が欠けてしまったので、金繕いに初めて挑戦しました。欠けた部分に漆を塗り、金粉を筆につけて徐々に落としていく作業です。風を味方にしながら、金粉をふわりと落とすのは初めての難しい作業でした。

漆器や金繕いの技術を学ぶことで、道具を大切に使い続けることや自分の周りの環境を選ぶことの大切さに気づかされました。

普段何気なく使っている道具が、私たちの心地よさや豊かな生活に大きく関わっていることに気づきます。例えば、口当たりの良いお気に入りのお椀や漆の箸でご飯を食べること。漆製品や伝統工芸だけでなく、仕事で使うペンやノートなど、それぞれの道具と使い手との関係性があります。

お椀や箸は100円ショップでも手に入りますが、デザインや機能だけでなく、材料の質や職人の技術、歴史や文化的な背景にも目を向けて、想いを馳せることが重要です。自分自身の個性や好みを反映させながら、自分の「世界」を創り上げることができると思います。

現在取り組んでいる、10月8日に開催されるRingNeFestivalでは、漆の先生である野田とし子さんがトークセッションに参加してくださる予定です。

また、現在クラウド・ファンディングも行っており、野田先生が作成する漆のお箸とRingNeFestivalのチケットがセットになったリターンをご用意しています。 野田先生の動画も紹介していますので、ぜひご覧いただけると嬉しいです。

それでは、本日も味わい深く素敵な1日をお過ごしくださいね!


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いたやゆかり/コラボレーター
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