舞台「ハリー・ポッターと呪いの子」観てきた 7/13ソワレ
ずっと観たくてたまらなくてロンドンに行きたくてたまらなくて数年前からスタッフさんからの噂だけは聞いていて子供役のオープンオーディションもワクワクしながら情報を追っていてネームドキャストが芸能人じゃん💢こう言う出し方やめて💢クソみたいなJapanese localizeやめて💢と思いながら見ててそれでも1日でも早く観に行きたくてチケット争奪戦に負けてたけど粘り勝ちで昨日もうようやく観に行けました!!!!(ここまでオタクの一息)
そして己のオタクとしての業を晒すけど、中学受験のの合格祝いで「賢者の石」と「秘密の部屋」(まだそこまでしか日本語版が刊行されてなかった)をもらって、最初表紙が怖くて読んでなかったのに読んでみたら雷に打たれたようにハマってしまって関連書籍も買ったりイベントに行ったりここから二次創作沼にハマってホームページとかイラストとか描き始めてネットにアップしたりしてたのでhtmlやPhotoshopスキル自力で学び出したり2001年ごろにあった公式のホグワーツのファンサイトみたいなのにも入ったりしてたので(あったよね!?私会員番号5桁頭の方だったし!!)小学校のクラスの学芸会とかでこれやりたい、キャスティングするなら誰が何役でとクラスメイトを当て込んで考えてその紙親に見られてキレたりしてたんだけどって(ここまで再びオタクの一息)こう書いてると今仕事と趣味でやってる事と変わらなさすぎて引いてる。
私ハリー・ポッターのおかげで演劇制作になりましたってことじゃんヤバいなハリポタに人生狂わされてんな。
ほんでだ。(おちけつ)
海外で舞台版の話を聞いて、ホリプロさんが権利獲得してACTが専用劇場になると聞いてめっっっっちゃ楽しみにして数年。最初に告知見た時にちょっとウンザリした、のが本音。
勿論興行打つ側として、キャスティングの要素としてフォロワー数や動員力などの数字化されている物はもちろん戦闘力の一部であるので、作品や企画によっては数字で判断することもあるのは理解した上でのお話なんだけど、キャストは誰だ!と予想ゲームが成立してる段階で、誰もが知ってるようなタレントキャスト入れた興行であるというのが確定してるのが若干うんざりした理由。
「キャストが誰であるか」より「作品が絶対的に正」なのだからlocalize版作るにしてもそういうとこまで日本的なことしないで欲しい。
日本の興行って大規模になればなるほどそう言うとこあるよね!?個人的には劇団四季スタイルの俳優個人は前に出さないでほしいんですよ作品第一主義なものは!
何より、20年以上前から出版されてて世界中で読者のいる作品の新作に対してタレントキャストを入れる必要性とは…?著名人を入れないと集客できないような柔な作品ではないでしょうに!!
(ただしロングランに耐えうるスケジュールが取れる時点で相当絞られると思う)
なので、フルオーディション企画とかで「なんか出来レースなんちゃいますか?」みたいな結果ではなくて、ちゃんと「集客力知名度あるメンバーが決まってるけどちゃんとオーディションして実力など相応の理由があって選ばれた」というのが見えて欲しいというか…
まあオタクのエゴです。ええ、モンペなオタクですから!これはあくまで私個人の感想文です!
で、キャスト見て、お?思ってたよりまとも…いや堅実とバランス取れてる感ある。ハリー役の3人ともトリプルキャストとはいえよくスケジュール取れたな!?あとは全体的に新劇周りの皆様なので完全にクオリティ優先ですありがとうございます。あとダブルのキャストがそれぞれみんな別方向なのもよい!!ネクスト、文学座、青年座プラス宝塚四季出身とまぁ日本の演劇周りの屋台骨支えてるところからのピックアップなのでこれクオリティは期待していいのでは?
と、かなり安心した。しかし藤原ハリーだと、圧倒的に闇の陣営感あるのはこれまでの出演作のせい?😂
🎫チケットが取れねぇ
しかし問題はチケットが取れなかったこと。藤原ハリーは見たいけど9月までだと!?そして何先着順って!?全部のありとあらゆる手段を講じても撃沈!
だが諦めない。このご時世だ、「絶対リセールが出る」
この際座席は二の次三の次。キャスト優先でとる!と優先順位をつけて、リセールで絶対出るとそう踏んで公式リセールサイトにチケットが出品されたら通知届くようにして常に監視してたら取れました。大勝利!!
しかも後ろの方とは言えセンターブロックのどセンターでしたので!全体演出がバッチリ見える個人的には美味しい席!!やったーーーーーー!!!!!!
感想(ようやく)
めっちゃ面白かったです。最高、また来る
なんというか舞台にありがちな「金かけた学芸会乙」感はない。まあちょいちょい人力マトリックスやってるのはわかるけど小道具のギミックとか本当に魔法。あれ舞台部エグすぎ案件裏どうなってんのホンマに。
「専用劇場にしないと耐えられない」という噂は聞いてたけど仕込みがエグすぎる。あと消防申請〜〜〜!!!ってなった(職業病)
キャストについてやっぱりテレビ局が入ってるからある程度は宣伝の対象になる軸になる人がいるのは全然問題ないのよ、でも実際見てみたらちゃんと役として成立してた。誰々が演じてる、というのが気にならなかった!
ちなみに「えー藤原竜也ハリーポッターってスリザリン感すごくない?」と思ったそこのあなた安心してください。
原作ハリー読んでたらよーくわかる彼の傲慢なところとかすごく良く出ててモンペクソ保護者な大人になってるハリーポッターでしたので藤原竜也でバッチリです問題ナッシングです。
「ろくでなし啄木」以来の舞台だわ観たの…めっちゃ前やん…
私としてはメディアはそっちに注目しがちだけど他のキャストにも目を向けてほしい!!!ネームドキャストい!が!い!も!チェックしてほしい!ホンマに!!
日本の舞台にありがちなのって、メインキャスト以外をモブ扱いするやつですよ。私あんまり観てていい気分がしないやつ。
が!
パンフレットにも書いてあったけど全部の役、キャスト全員が本当に対等!!平等!というのがわかる。一瞬しか出てなかろうが誰1人欠けても成立しないのが観ていてわかる。「あの役めっちゃ美味しい〜!」が特定の役じゃなくて全員であるってすごくない?
なんかこういうポジティブな座組み作りたい(学び)
個人的には去年中止になってしまったカクシンハン版ナツノヨノユメでご一緒する予定だった前東さんがいらっしゃって(途中、小さいとんがり帽子をかぶって駅で通過してたはず)かえすがえすもコロナがうらめしい!ほんとアンサンブルメンバー含めて「あ、この舞台見てるわ!」な方が多くておおおーとなった!
エアリアル?フライングもあって「劇団四季のこの公演みた!」とかもある。
作品あれこれ
ハーマイオニーが結婚して複合姓になってるのがゴリゴリキャリア積み上げてるハーマイオニー「らしい」なぁ…ハリポタのキャラで1番好きなのハーマイオニーだもんね!
子供世代の行動パターン、いま親世代になったメンバーを彷彿とさせるなぁ。
アルバスとスコーピウス、親とは全然違っていいコンビ。ホグワーツ特急で出会うシーンとか、ある意味親世代ももしかしたらここで違う対応だったら?と作品通して出てくる「もしここでこうしていたら」の想像がどんどん広がる。
あと個人的に、実写化された時に「この人にやって欲しくて」「ドンピシャな人が来て」「映像版でめっちゃすごい」ってなったキャラクターはベラトリックス・レストレンジなんですよ。ヘレナ・ボトム=カーターの。めっちゃ好き。ハーマイオニーがポリジュース薬で化けた時の中身がハーマイオニーのベラ演じてるとこ役者〜〜〜!!!!ってなるぐらい好き。
なので出てこないけど爪痕残してるのめっちゃいい。
事前のインタビューやスタッフリストを見ないできたので、翻訳が松岡さんではなかったのか!も観ていてなるほど納得。戯曲としての翻訳はまた別で難しいよなと。
慣れてる小説版の固有名詞とは違うところも多々あるのだけど、やはりそれは意図的なものだそう。あるよね!
映画の音楽や小説の翻訳と違うけど「先入観」は色々と捨てて単純に観に行くのが1番いいかな!
さて、2回目をいつ行こう。
また魔法の旅に出たい。