お楽しみ会は立派な『学級活動』!!
1. 私はお楽しみ会、こう進める!
後数週間で2学期も終わりますね。学習も大体目処がつきはじめると学期の最後には学級でお楽しみ会をするクラスも多いかと思います。
たまに若い先生方から、「先生のクラスではどんなことされてますか?」と聞かれるので、今回は私なりのやり方を紹介させてもらいます。
私のクラスで出し物をする時は、以前投稿であげていたカンパニーのメンバーでやってもらうようにしています。カンパニーは1人でいくつも所属していいとなっていたので多い子はいくつも出し物をすることになります。
☟以前のカンパニーに関する投稿☟
ただそういう子は基本的にコミュニケーション能力も高いので、喜んでいくつも準備しています♪
※3学期の◯◯には基本「学級訓」の名前をいれます。学級目標が「スマイル」なら『スマイル会』などです。(呼び方を変えるのには自分なりのこだわりがあって、毎学期進化してほしいからです😊)
2. 担任としての身につけてほしい力やねがい
お楽しみ会の時に子どもたちに私から求めることはただ1つだけ。
「先生は当日、何もしませんよ😊」
これだけを伝えます。なので子どもたちは、当日をむかえるまでにいろんな準備をしていきます。
当日は何もしないと言ってはいますが、そのかわりその日までにはたくさん相談に乗ります。ルール説明でスライドを使いたいとなったら作り方を教えたり、画用紙やペンを用意してほしい、音楽をここで流してほしいなど準備物や要望には答えたりします。
私の願いは、教師主体ではなく自分たちで企画・準備・進行してほしいということです。
そして全員がどこかのカンパニーには所属しているので、「必ず1人1回は前に出て、なにか出し物をしてね。」と約束します。
なので出し物を見ている側のときも、みんなを応援をしたり、拍手をしたり、盛り上げたりと、出し物をしている人たちを思いやる気持ちが見えてきます✨
そして毎学期末の私は、学習時間を少しずつやりくりして時間を貯金し、お楽しみ会の準備期間を子どもたちにプレゼントします。足りない分は昼休み等を使って準備している子もいます。みんなお楽しみ会のためなので準備時間も楽しそうです😊
そうやって迎える当日。私は一緒に出し物を全力で楽しむだけです😊 もちろん約束通り何もしません笑。司会も子どもたち。時間を測るタイマーも子どもたち。当日の全てが子どもたちだけでプログラムが進んでいきます✨
もちろん1学期は少したどたどしいですがそれでいいんです。学期が進む毎に本当にじょうずになります✨
プログラムの数はだいたい毎回20個ほどあります笑。なので時間配分もほんと大切なんです笑。最後は『みんなで楽しい会を作り上げたぞー!』という達成感が生まれます✨
毎学期のお楽しみ会も私にとっては大切な学級経営です😊
3. 全学年、毎学期やってきての感想
せっかくみんなで楽しい時間を過ごすなら、その時にも子どもたちには今後にも役立つ力をつけさせてあげたいですよね!
・スムーズに進行するには?
・相手に聞こえる声の大きさは?
・わかりやすくするためにはどういう工夫が必要?
・景品は何が喜ばれる?数はいくつ必要?
・5分で時間をおさめるには何をどう工夫したらいい?
・みんなを楽しませるにはどういう配慮がいる?
楽しむ側も楽しませる側も経験するからこそわかることがたくさんあるようです✨
ゲームの中身もどんどんパワーアップされていきます!どんどん楽しいゲームを考えたり、工夫されてさらに面白くなっていったりとほんと子どもたちの柔軟な感性ってすごいです!
なかなか勉強の教科では、こういうことはできないので、私は毎学期のお楽しみ会の時にそういう時間がとれるようにしています😊
こういう経験をたくさん踏めば、社会に出た時にヒット商品を生み出したり、企画書をばんばん出したり、人の心を打つプレゼンがつくれたり…していくのかな〜😊などと、準備している子どもたちを見ては思いを馳せています✨(ここ数年は時数がギチギチなので準備時間をどれだれ算出してあげれるかは担任時代の自分の腕の見せ所でした!…なかなか厳しかったですが…😅)
後数週間もしたら学期末がやってきます。私なりのやり方の部分も多いですが、1年生から6年生まで全学年でできましたので、少しでも参考になったらいです😊