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ラシン(株)×6年生総合「トントン山再生プロジェクト⑨」×社会教育|出前授業
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1.クラウドファンディングに向けての最終調整!
トントン山再生プロジェクト第9弾です🐼!
今回も小笹小学校の総合学習をレポートしていきます!
大切な思い出がつまったトントン山を復興させ、未来にもつないでいこうと福岡市公立小学校初となるクラウドファンディングに挑戦することになった小笹小学校。
クラウドファンディングとは、「群衆(クラウド)」と「資金調達(ファンディング)」を組み合わせた造語で、「インターネットを介して不特定多数の人々から少額ずつ資金を調達する」ことを指しています。
いよいよ準備も佳境に入り、クラウドファンディング開設の日に向けて後数日となりました。
今回は最後の大詰めとしてずっと伴走支援をしていただいているラシン(株)の武さんに再度来ていただき、前回の授業時からリターン品へのフィードックをいただきました✨
☟前回の授業☟
それでは、どのような授業になったのか今から紹介していきますのでぜひとも最後までお読みくださいね~♪
2.まずはどんなリターン案がでてきたのか
今回も福岡市中央区小笹小学校にお邪魔させていただきました。
武さんにクラウドファンディングについて授業をしてもらってからちょうど1カ月ほど経っていました。
まずは前回の武さんによる授業の後、子どもたちが一生懸命考えてきたリターン品の発表がありました。
![](https://assets.st-note.com/img/1719355534541-mNKAStiXrf.png?width=1200)
スクリーンにも映し出させる子どもたちが考えたリターン品の数々。
それを見ながら発表が続きます。
「〇〇円の時はお手紙を渡したらいいと思います」
「〇〇円の時はトントン山に招待したらいいと思います」
「〇〇円の時は△△と▢▢と◎◎も渡したらいいと思います」
各班、思い思いの発表が続きます。
私は後ろから客観的に見ていたんですけど…
(これ、なかなか高度なことしてるな)
(リターン品考えるのものすごーく難しかっただろうな)
と思いました。
今回は特に何か売りたい商品があるクラウドファンディングではなく、山の復興です。なので特に
一体何が用意できるかを考えて…。
学校なので限りも制限もあるし…。
お金がかかるものにすると復興費が減るし…。
ようやく絞り出しても値段設定ごとに考える…。
__この発表にいくまでにたくさん考える時間が必要だっただろうな__
…とついつい元教員目線で考えてしまいました。
さぁ、いよいよ後半戦は武さんからのフィードバックです。
3. 発表をうけてのプロからのフィードバック
まずは武さんより、子どもたちの発表をうけていくつか質問がありました。
「このパンフレットは何かな?」
「この招待するというのは?」
「これ、全部みんな一人一人に渡してできるのかな?」
最初、この質問だけだとピンとこない子もいるようでした。
きっと長い時間考えてきたリターン品の数々です。自信のある子も多かったでしょう。
武さん「じゃあ、もう少し続けるね。例えば1人あたり寄付額が7000円だったとして、このパンフレットは何百冊も作れるの?」
子どもたち「印刷すればできます!」
武さん「じゃあその印刷はどこでする?学校?印刷代や紙代はどうする?」
このあたりで子どもたちもようやく気付いてきます。
「次にこの金額の時にトントン山に招待するってなってるけど遠方の人はどうするのかな?」
この言葉にまたハッとしていく子どもたち。
__こういうやりとりが何度か続きました。__
子どもたちは支援してくれる方たちのことを一生懸命考えすぎるあまりに、たくさんお返ししなきゃ!となっていてリターン品の数がすごく多くなっていました。自分たちにかかってくるコスト面や時間については考えることができていなかったようです。
その後も武さんより
「どんな人が支援したいと思うかな?」
という質問がありました。
子どもたちも
「応援したい人!」
「助けたいと思ってくれる人」
「小笹小学校の卒業生!」
と口々に聞こえてきました。
「じゃあ今そうやって話してくれたように支援したい人のなかには純粋にトントン山を助けたい!トントン山にお金を使って!って人もいるかもしれないよね。だから自分たちの勉強する時間削るの?ってなるくらいまでリターン品をたくさん用意する必要あるかな?も考えていかないといけないね。」
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武さんは、今までの経験を踏まえて教えてくれました。
ずっと見ていましたが、子どもたちはとにかく一生懸命聞いていましたね。
時には同じグループの友だちと顔を見合わせて
「そっか。めちゃ大変やん…。」
「これは無理だったわ…」
「でもこれだったらいいかも!」
などと言いながら、確認し合っている時もありました。
このような形で、新たな視点をビンビンに与えてくださった状態で授業は終わりました。これからまたこの授業を受けて、子どもたちは再度いろんな立場や物事からリターン品を考えていきます。
最後に担任の先生より、武さんにお礼を伝える時間がありました。
「武さん、今日は本当にありがとうございました。私自身クラウドファンディングも初めてで、リターン品を考えるのも初めてで、本当にわからないことだらけのなか、子どもたちといっしょにここまで考えることができました。今日はまた新たな視点でたくさん教えてもらい大変勉強になりました。教えていただいたことをもとにまた子どもたちと一緒に考えていきます。」
子どもたちが一生懸命考えたリターン品に、ちゃんとプロの立場からしっかりとフィードバックをくださった武さんも素敵だと思いましたし、そして子どもたちの前でも「わからない」という言葉を素直に言える担任の先生もすごく素敵だなと思いながら見させてもらいました。
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さぁ、一体どんなリターン品になったのでしょうか?!
クラウドファンディングの開始日は7月1日(月) → 7月8日(月)です!日程的にはまだ先なのですが小笹小学校クラファンページは現在閲覧のみができるようになっております!
下記にリンクを貼っておきますので是非とものぞいてみてくださいね!
ちなみに1番上のお気に入りに登録してもらうと開始されたらすぐに通知がいくので、お気に入り登録もよろしくお願いします✨
4. 授業は積み重ねなんだ
前半の時から思っていたことなんですけど、
___とても高度なことしているな__
とやっぱり思いました。
子どもたちにとってはあらゆる立場、あらゆる視点から考えなければならなかったのでとても大変だったと思いますが、この経験はきっと今後の学習や生活にもたくさん生かされてくる場面がたくさんあると思います。
貴重な授業をしていただいた武さん、本当にありがとうございました👏✨
今回授業を受けた子どもたちの感想や先生からの感想を紹介させていただきます。
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![](https://assets.st-note.com/img/1719346108262-m6ofo0A2N6.png?width=1200)
![](https://assets.st-note.com/img/1719345453214-A0TlFPpv26.png?width=1200)
5. これからのこと
さあ、いよいよもう大詰めです!!
クラファンページも出来上がり、現在は公開までされています。
開始日は7月8日(月)(7月1日より変更になりました!)です!
それまではページをのぞいていただき、お気に入り登録しておいていただけるとすぐに情報通知がいくのでおすすめです😊
武さんにも引き続き伴走支援をお願いしております✨ありがとうございます!
また私が今こうやってnoteに記したり、いろんなSNSに発信していますが願いとしては1人でも多くの遠方にいる小笹小学校OBの方々にこの現状を知ってほしいということです。
2024年度の福岡市立小笹小学校の6年生が、みんなに愛されたトントン山を朽ち果てさせないように再生させようと先生方や地域の方々、また社会の方々を巻き込んでがんばっています。
必要な方々にこの投稿が届きますように…✨
またこのプロジェクトは今後も追っていきますので、引き続きご覧になってくださいね🐼!
最後までお読みいただきありがとうございました~!!
☟小笹小学校クラファンページはこちら☟
※現在は閲覧のみ!7月8日(月)から開始です!
https://camp-fire.jp/projects/view/769837
![](https://assets.st-note.com/img/1719371623817-j1uvfs3JR1.png?width=1200)