【35日目】協力隊の責任を感じた
今日は配属先赴任前のオリエンテーション。
配属先に行き本格的に協力隊の活動が始まる前に、ドミニカ共和国が外国からどのような援助を受けているのかとか、実際にどういう経路で要請がJICAに来るのかとか、そういう「協力隊が知らない部分」の話があった。
ちなみに日本がドミニカ共和国に行なっている支援方針は「持続的かつバランスのとれた開発の実現」。
この支援方針をもとにしているためか、ドミニカ共和国には環境教育や廃棄物処理などの環境系職種と、輸出振興やPCインストラクター、コミュニティ開発などの産業系の職種の人が多く派遣されている気がする。
支援のゴールには、ドミニカ共和国の「競争力向上」と「環境保全」があるそうだ(他にもあと4つくらいあったがここでは割愛する)。
「競争力向上」と「環境保全」という相反するような2つを同時に成し遂げることは難しそうだ。
でも、この難しいことを実現した後のドミニカ共和国は、とても理想的な発展をしたことになるんじゃないかなと思う。
私が今から2年間やる環境教育はとても微力だと思うけれど、自分にできることは何でもやりたいと思う。
出来なさそうなこともちょっと試しにやってみる笑
それと、任地での家賃についても説明があった。
原則として、協力隊の家賃は協力隊の配属先が支払うそうだ。JICAではない。
しかし、配属先によっては家賃が支払えず(予算の都合で)、結局JICA側が払うこともあるそうだ。というかそういう事が大半らしい。
でも私の配属先は、快く「家賃はこちらが負担しますよ」と言ってくれたらしい。
なかなかこういう配属先は無いそうだ。
そういうわけで、JICA事務所の調整員(協力隊の活動を管理してくださる方)から
「協力隊としての責任を持って活動してね。こちらに何かして欲しいって望んでいるということの現れでもあるから。」
と言われた。
それから、
「配属先の人たちに自分が何者なのか、なぜここに来たのか、何ができるのかアピールするのが大切。自分が必要とされるように働きかけてみて」
とも言われた。
なるほど。
最初のうちに自分ができることをアピールしてたら、相手も私に何を頼むべきか分かりやすい。
もし私に頼むことが何も無くても、
「私は○○ができて、次は△△がやりたいんですけど、やっていいですか?」とスムーズに提案ができる。
最初は配属先の様子を見ながら、周りに自分をアピールする期間にしようと思う。
「自分をアピール」って結構苦手分野だけど頑張ってみる。
ではまた〜。