【R. シュタイナー『魂のこよみ』】9月第1週
第23週
刺戟を求める意識が
秋めいて和らぐ。
薄い霧のヴェールが
光の明るみに混じり合う。
秋の奥深くには
冬の眠りが見える。
夏は私に
自らを明け渡した。
ルドルフ・シュタイナー
(訳:yuka ogiso)
獅子が女神に額を撫でられるように
強かった陽射しは
日ごとに柔らかくなる。
太陽に誓った荒削りの情熱は
いったん優しくくるんで置いておこう。
遠からず訪れる無明の暗闇で
足元を照らすランタンのために。
※Rudolf Steiner,
Anthroposophischer Seelenkalender:52 Wochensprüche
Rudolf Steiner Verlag, Dornach(Schweiz)
1912-1913/2016
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