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【R. シュタイナー『魂のこよみ』】11月第3週

第33週

いまならこう感じる──
私の魂が共に体験しないなら
世界とは ただの 
凍てつくように冷たい 空虚ないのち。
自ら現れる力は持たず
魂においてこそ 新たに生まれるものであり
それ自体には 死しかないのだと。


ルドルフ・シュタイナー
(訳:yuka ogiso) 

木々を揺らす風は
風に舞う花びらは
花を愛でる蝶々は

降り止まぬ霧雨は
雲間を劈く稲妻は
大岩を穿つ荒波は

脈打つ私の血潮があたためたもの
この溢れ出る涙がうるおしたもの

私の魂が震えるとき
世界は初めて 鮮やかに煌めく。


※Rudolf Steiner,
Anthroposophischer Seelenkalender:52 Wochensprüche
Rudolf Steiner Verlag, Dornach(Schweiz)
1912-1913/2016

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