アユールヴェーダとは?2 The science of life
さて。
前回のブログではアユールヴェーダの言葉の意味をお伝えしました。
アユールヴェーダは一体どんなものなのか?さらに歴史を通して詳しくお伝えします。
アユールヴェーダは古代医学へ影響を及ぼしました。
特に
中医学
チベット医学
ユナニ医学(ギリシャ)
の影響を最も及ぼしました。
現在では150を超える医科大学や大学院が作られるまでになりました。
西洋医学と並び認知され
急性の場合→西洋医学
痛みの緩和→アユールヴェーダ
と。使い分け、現インドの人口8割程度の医療をアユールヴェーダで請け負っているそうです。
中医学とアユールヴェーダの共通点は多く
*ツボ
*脈診
*薬草
*五元論
など。似ているものが多く存在します。
インド(ヒンデュー)とスリランカ(仏教)。宗教が異なるため若干の違いはあります。
スリランカではアユールヴェーダ省があり国全体での信頼度が高く知的財産として根付いています。
では、なぜアユールヴェーダがこんなに根付いているか?
それは、
【個の医学】
とも言われ、
その人が生まれ持った個人差を重視するから。
人の体は全く同じ人なんでいませんよね?
そんな個々へ向けて、一人ずつ違った方法を用いることなんです。
その個人差=本質
のことを
プラクリティ
と呼ばれ、
このプラクリティ(本質)生涯変わらないものであり、
このバランスをとることが
心身の健康を維持すると考えられています。
プラクリティ(本質)には
空・風・火・水・地
の5大元素。5つのエネルギーから成り立ちます。
個体・液体・気体・ガス・エーテル体
と性質を分け、心身のバランスに対応します。
ヴァータ (空・風)
ピッタ (火・水)
カパ (地・水)
五大元素理論から言うと、人はこの3つの『ヴァータ、ピッタ、カパ』の性質を持ち合わせ、そのバランスがそれぞれ違うものとします。
この3つを
トリドーシャ
と言います。
トリ=3
ドーシャ=増えやすいもの
という意味。
人間の感情を例えにしてみると、
人はイライラとか、怒りとか、悲しみ。
なんだか書いているだけでマイナスだな~と思ってしまいますが、
実は、このマイナスな感情もしっかり自分を良い方へ導いてくれるスパイスだったりするんですね。
良いことばかり、良い感情ばかりでは人間は成長しません。
すべての人にマイナスもプラスも存在し、そのバランスによって
または、バランスの加減によって
あの人はいつもハッピーだな~とか。あの人はいつも愚痴ばっかり言ってるな~とか。
常に人間は心身、精神ともにバランスをとる生き物なのです。
プラクリティ(本質)は生まれもった性質であるので、もともと外に出るのが好きじゃない方や、
外に出かけ続けたい!など、個人差があり、その中でもその優位に立ちやすい感情や行動などで
作る生活習慣にドーシャ(増えやすいもの)を増さないようにバランスを取ろう。
という予防医学がアユールヴェーダ。
少しわかってきましたでしょうか???
次のブログではこのトリドーシャ。
3つの性質を1つづ解説していきたいと思います。
まずは、、、ご自分のドーシャチェック!ですね。
残念ながらドーシャチェックシート添付不可のものしかないので、ウェブで見つけてみてください。
または、スタジオで。