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読書感想文をあらすじばかりにさせないためには

文章力養成コーチの松嶋です。毎年この時期は、小中学生の読書感想文指導をしています。子どもたちの作文は本当に生き生きとしていて、斬新で、私は活力と知恵をもらえます。

子どもたちが読書感想文を書くと、たいてい、字数を埋めるためにあらすじばかりになってしまいます。ほぼ2枚、書き写した?のような作文になってしまう子もいるでしょう。そして、最後にとって付けたように「ぼくもこんな人間になりたいです」とか(笑)

私が指導する読書感想文の書き方で書いた生徒は、誰一人あらすじを書いてきません。なぜか。それは書き始める時に本を閉じているからです。

1 読書中、心が動いたシーンに付箋紙を貼りながら読む
2 その時に「驚いた」「信じられない」「ぼくならできない」「そういうことだったのか!」などその時の気持ちを付箋紙にメモをしていく
3 付箋紙を本からはがす(念のためページ数をメモする)
4 1枚1枚の付箋に書いてある言葉をもとに、理由や妄想、空想、経験などをA4のコピー用紙にメモしていく(10枚から20枚できる)
5 4の中で書きたいものを選び、最高の順番を決めて書いていく。

3の「付箋紙を本からはがす」ところで、本を閉じてしまうので、あらすじにはならない。読書感想文は「あらすじ」ではなく「感想」を書くものだからね。

習わなくても、親子でできます。ポイントは親が絶対に子どもの選択を否定しないこと。本選びから感動ポイントから感想まで、全部子どもを信じること。親ができるのは、それだけ。

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