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オクターブチューニングの限界とフロイドローズの2つの穴

今日は久しぶりにギターの話を。先日ギターを弾いていて、どうもコードを弾いた時の和音が気持ち悪いと感じ、チューナーを使って測ってみたら、4弦がかなり # な感じになっていた。もちろん開放弦のチューニングも、12フレットでのハーモニクスでのチューニングもあっている。ただ、フレットで弦を押さえた時の実音が、ちょっと # 気味で、気持ち悪い。
私の押さえ方が悪いのも原因かなと、まっすぐ丁寧にゆっくり押さえても # 気味になってしまう。これはオクターブチューニングをして調整する必要がある。

で、フルートローズタイプのオクターブチューニングは、ちょっとめんどくさい。でも、まあ、やり方が分かってしまえば割と簡単。

  1. 全てのロックナットを緩める

  2. ファインチューナーの高さを揃える

  3. 全部の弦を開放弦でチューニング

  4. 全部の弦を12フレットのハーモニクスでもチューニング

  5. 12フレットを押さえて弾く

この5の時の音が、3や4の音に対して、

  • 高い場合は、ブリッジのコマをボディエンド側へずらす。

  • 低い場合は、ブリッジのコマをネック側へずらす。

これだけです。
ちなみに、3と4が違う場合は、ネックの反りなど、他の原因が考えられるので、私は、専門家に任せるかな。ネックの反りの直しも、どうやるかは知っているし、いつでもできるようにはしてあるけど、あれ、やっぱ、物理的な原理なので、ちょっと怖いよね。

さて、今回は、3と4に対して5がかなり高い。 # 気味。なのでボディエンド側にコマをずらすことに。ここからが、フロイドローズタイプの大変なところなんだけど、いったん、弦を緩めてから、コマを押さえているネジを6角レンチで緩め、ボディエンド側へコマを引っ張ります。2~3mmくらい、ずらしたらいったんネジをしめ、もう1回、さきほどの3~5を、合うまで、繰り返します。いつもなら、ここで終わるんです。

ところが、今回の場合は、音のズレがかなり大きく、コマを最大限後ろに引っ張ってもまだ高い。「これは専門家に頼まなくちゃいけないかしら……」と思いましたが、念のためネット検索していたら、こんな素晴らしい記事を見つけました。一見、良く見るタイプの記事ですが、私にはなかった知識が書いてあったんです。

ここには、こう書いてあったのです!

(コマを限界まで下げてもチューニングが合わない場合)大抵はネジ穴が2つありますから、ネジ位置を変えてしまえば問題ないかと思います。

え?ネジ穴が2つ???
よく見たら、なんと、私のも2つ穴がありました!

ネジを外したところ。赤丸の中、縦に穴が2つある

よく見たら、4弦のコマより、6弦のコマの方が後ろに下がっていますよね?気が付かなかったー。
そこで、奥(下)の方の穴に、ネジを入れ替えたら、可動域が後ろに下がり、今度はきちんとハーモニクスと実音のチューニングが揃いました!パチパチ。

ちなみに、ネジは小さいけれど、ちゃんとワッシャー付きなので、紛失しないように気を付けて挿しましょう。

いやー、この穴が2つあることは、初めて知りましたよ。もしかしたら、私のように知らない人もいるかもしれないと思ったので、この記事を書きました。

私、色々な内容の記事を書いていますが、ギターの話は意外と人気。ギターの話は、ハートマークは少ないのですが、閲覧数がとっても多いです。こちらの記事も人気です。

いやー、読んで良かったわ、自分も穴2つあるの知らなかったわーって人は、是非、ハートマークを押していってね(笑)

ちなみに、私のギターはこちら


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