自分を活かしたいあなたへ
こんにちは、NLPコーチの松尾友香です。
先日クライアントさんと面白い話をしていたので、そのことについて書きたいと思います。
コーチングではよく言われている話として、
【答えは自分の中にある】
という言葉。
この言葉について、答えは自分の中に〈ある〉のか〈ない〉のかという話です。一般的には〈答えは自分の中にある〉というのが主流ですが、〈ない〉という方がいたそうで、なるほどね。と思ったのです。
直接聞いた訳ではないので、どのような意図があってその様に仰っていたのかは分かりませんが、お話を聞くと、言葉尻では〈ある〉と〈ない〉で大きく異なりますが、言っていることとして表現方法は違えど同じように思えました。面白いですよね。
〈答えは自分の中にある〉
この言葉を聞くと聞こえが良いですし、なんとなくスピリチュアル的要素も含まれて認識させることも多いと思います。
私自身、コーチングを学び実体験から思うことは、〈答えは自分の中にある〉けれど、経験していないから知らない、分からない、気付けない。だからそれを〈ない〉と表現するならば、そうなのかもしれません。
それが〈ある〉に変わるのはコーチングの〈質問〉で〈新たな視点〉を投げかけられることにより、気づきが得られ〈答えが自分の中から出てきた〉ことが〈答えは自分の中にある〉というよく聞く言葉の見解なのではないかと思います。
自分でやってみて同じ状況からいつまで経っても抜け出せないのと、コーチングを受けて加速する違いはここかと。
これは私自身の実体験を通しての考えなので、他にも多様な見解があると思いますが、表面上の言葉では分からないことや同じ言葉でも、受け取り方、捉え方、考え方がこんなにも違うということ。
そして、一般的に常識のように言われていることでも、本当にそうなのだろうか。と疑問を持つこと自体の善し悪しではなく、議論が考えをより明確化させたり、何か新しいものを生み出すことにもつながり、面白いなと思ったので今回の記事にしてみました。
ギリシャ哲学の〈万物の根源は水〉や〈数字こそ万物の根源〉などの定義は、先人の哲学者が出したものを純粋に否定することから発展し、進化していったそうです。
正解不正解などの異議、異論というよりもどのように発展させていけるか、多様性が当たり前な自由な現代社会において、共存共栄の誰にとってもエコロジカルで生きやすい発想力を養えるのもNLPコーチングのスピリットなのだと思います。
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