欲しかったホッチキス

モノを買う時のこだわりってありますか？

断捨離の気持ちよさを知り、ミニマリストの快適さを知ってしまった現在の私。

『モノを増やす』という事に、とても抵抗を感じるようになった。
しかし、生活する上でどうにも買わなきゃいけないモノは出てくるのが当然。

どうせ増やすのであれば、徹底的にこだわって納得したモノしか持ちたくない！

仕事で使うホッチキス。
私は今日これを買うのに、30分以上費やした。

色は白。
軽い力で、確実にパシッととまる。
コンパクトな形。

たった3つの条件。
だけど、それにマッチするホッチキスになかなか出会えない。

少し前に、無印良品で見てたホッチキスがまさに理想的だった。
でも、その頃は別にわざわざ買い換えるほどのことでは無いかと、購入を見送った。

が、数日経ってやはり買い換える必要が出てきて、いざ無印良品へと向かうと、お目当てのホッチキスは無かった。

ネットで調べたら、在庫なし。
在庫ありの店舗もごくわずかで、家からは遠いとこばかり。

どうやら、廃盤になるっぽい。
あの時買っときゃ良かった。

一緒にホッチキスを悩んでくれた姉は、まさにその無印良品のホッチキスを使っているひとりだ。

あまりの羨ましさに、『ねぇ？売ってくんない？？』とまで言ってしまった。

モノを増やしたくないからこそ、こだわりが強くなったのなら、理想に出会った時には必ず仕留めとく必要があると、痛感した日だった。

それでも結局ホッチキスは必要。
コンパクトな形というこだわりポイントは、妥協した。

そのホッチキスを手にする度に、今日の事を思い出す事になりそうだ。
今日の事というより、無印良品のホッチキスを持っている姉の事を思い出すだろうな。