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適応障害休職中に小学校教員が始めた転職活動とは?

昨年度まで小学校教員だった私。適応障害をきっかけに休職、3月で退職をしました。現在は、ライターとして活動をしています。フリーランスの道を選びましたが、休職中には転職活動をしました。結局、転職には至りませんでしたが、自分自身を振り返る良いきっかけになったと思っています。

今回は、休職中に私がした転職活動を紹介します。

1 転職サイトにとりあえず登録・検索


はじめから「転職するぞ」と決めていたわけではありません。正直、「このまま復職できるのかな」「転職した方がいいのかな」と迷う気持ちが強かったです。そんな私は、とりあえず転職サイトに登録することにしました。

主に登録したのは、dodaやリクナビ、マイナビなどの大手転職サイトと教育業界専門のサイトEducation Career。まずは、希望の勤務地と年収、職種などを入れて検索をしました。そして、「いいな」と思った企業をリストアップして、条件を書き出すようしました。

比較しているうちに、自分が譲れない条件が見えてきます。私の場合は、勤務地と勤務時間でした。無理のない働き方がしたかったのです。

転職サイトを見るときには、気になる企業を幾つか比較検討することで、自分が転職で大切にしたいものが見えてくるかもしれません。自分がどんな働き方をしたいかが見えてくると、復職するかどうかの判断材料にもなります。


2 自己分析をしてみる


次に大切なのは、自分の強みは何かを知ることです。私は、まず本で調べました。オススメの本は、「世界一やさしい『やりたいことの見つけ方』」(八木仁平 K A D O K A W A)。くわしく知りたい方は、こちらの記事をお読みください。


ただ、一人で自己分析をするのはなかなか大変です。そんなとき、私はdodaの「オンライン自己分析サポート」に申し込みました。キャリアコンサルタントの国家資格をもつキャリアアドバイザーが1対1でていねいに自己分析のアドバイスをしてくださいます。

私を担当してくださった相談員の方は、なんと現職教員。教職の傍ら資格の勉強をされているのだそう。適応障害で休職したことも受け止めてお話を聞いてくださり、とても安心したのを覚えています。

一番良かったのが、自分の持っているスキルや経験を整理し、強みを見つける「キャリアの棚卸し」ができること。アドバイザーの方が私の今までの経験を価値付けてくれるのです。例えば、子どもが主体的に学ぶことを目指して独自の授業プランを考えた経験を、「クリエイティブ」「提案力」「積極性」といった強みに言語化してくれました。今まで気付けなかった「自分の強み」を言葉にしてもらえたのが、とてもありがたかったです。

3 転職エージェントに相談する


主に使った転職エージェントは、doda、リクルート、そして教育業界専門のEducation Careerの3社。どのエージェントも、履歴書や職務経歴書をもとに面談をし、経歴や希望に合う求人を紹介するという流れでした。

転職エージェントを利用する一番のメリットは、相談相手がいるという安心感です。私は、エージェントの利用を始める前、幾つか自分で企業に応募をしました。残念ながら不採用になったとき、「なぜダメだったんだろう」と一人で悩んでしまい、不安になったことがあります。

エージェントを利用していれば、「不採用の理由」を企業に聞いてくれますし、次の面接に向けての対策も一緒に考えてくれます。履歴書や職務経歴書にアドバイスがもらえるのもとても助かりました。

ただし、一つ注意が必要なのが、「自分がどんな働き方をしたいか」のイメージをもって相談をした方がよいということです。エージェントの方の話を聞いているだけだと、自分の希望通りの求人をもらえない可能性があります。企業に求める条件をはっきりとしておくことで、求人のミスマッチを減らすことができるでしょう。

転職活動は自分と向き合うきっかけ


私は、3ヶ月ほど転職活動をしました。しかし、なかなか希望の企業から内定がもらえず、現在フリーランスとして活動をしています。転職はうまくいきませんでしたが、「無理のない働き方をしたい」という希望を叶えることができました。自分自身と向き合う時間が合ったからこそ、今の自分に納得することができたのです。

休職中に「転職しようかな」と思ったけれど、何から始めていいか分からないという人の少しでもヒントになれば幸いです。


▼転職の参考になった本▼

「誰にも聞けない転職の正解がわかる本」(谷所健一郎監修 成美堂出版)

自己分析の方法や履歴書・職務経歴書の書き方、面接のポイント、さらには退職の手続きの仕方まで転職にまつわる全てがわかる本自己分析のワークシートが充実しており、本の通りに進めていけば「キャリアの棚卸し」をすることができます。便利なのが、職務履歴書の文例。職種別とケース別に文例とポイントが示されているので、とても参考になりました。「これから転職活動始めるぞ!」という人に、まずおすすめの一冊です。



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