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麻木香豆
2024年6月18日 18:35
とある夜。次の日が二人とも休みだととてもリラックスした気持ちになる。そして自然と交わるわたしたち。 たくさんキスをしてキスをしてベッドの上に座る常田に乗っかる。 意外とエロいというか変態というか。健康的というか。何というか。「梛は暗がりでしかしてくれんからなぁ」「嫌だもん……」「顔が見たい、感じてる顔見てたら興奮する」「相変わらず変態だよね。でも見えなくなったら……」「確かに見え
2024年6月7日 17:10
アパートにつき、部屋の中へ。本当寒い。もう明日の朝くらいにでも霜が降りそうなくらい。 次郎さんの眼鏡も曇るわけだわ。 常田と2人で鍋を作る。常田が切ってわたしが鍋に入れる。「今日も仙台さん来てたね」「う、うん。卒業制作のことでだって。もうあっという間にそんな時期なんだね」「だなー。僕の退院もそれくらい。ちょうど桜咲いた頃や。楽しみ」 常田の手術は年明けに再検査して少し経ってからだ
2024年5月29日 19:47
今日はカウンターでなくて事務所内で作業。図書館内での作業も重労働だが歩いて回れるのでそこそこ楽しい。あ、常田が入ってきた。今日は彼が早番でわたしが遅番だったから行き帰りすれ違い。わたしたちは数日前に喧嘩した。寧々が出て行った件もあってわたしのイライラでちょっとした口喧嘩しちゃって。社内恋愛ってあまり良くないってこういうことかしら。「梛、今いい?」常田は周りに人がいないことをキョロキ
2024年5月21日 14:21
朝はいつもどおり本を回収に返却箱に行くと門男さんが待ってる。「おはようございます」「おはようさん」絵本を紹介したことで、笑顔で挨拶されるようになった。隣には奥さんがいる。彼女もニコッとしてくれて、なんて微笑ましい……。門男さんが新聞を読んでいる間に奥さんは孫のための絵本を選んだり、雑誌を読んだり。そのあとは喫茶店でまったり過ごすようだが週に一回ついてくるようになったのだ。「こないだ