言葉の魔法で世界が変わる?!今日からできる言葉の使い方
言葉の力で世界が変わるとしたら?少し試してみたいと思いませんか。言葉は思っている以上に力を持っていて魔法のようです。
毎日の言葉にほんの少し意識を込めるだけで、きっと新しい景色が見えてくるはず!
人が言葉を使ったその瞬間から人生は形を作りだすので、本当に魔法!今日はそんな話です。
言葉には大きな力がある
日常の中で「ああ、しんどい」と感じる瞬間は誰にでもありますよね、その感情を「辛い」と言葉にすることで、その瞬間辛い現実へと変わります。
「ああ、しんどい」と感じた時「いたわり時期かな」とか「今日はハードワーク」などの言葉を口にすると、その場面が一気につらい現実だけではなく自分を把握する現実へと形が変わります。
「そして今日はゆっくりお風呂だ!」とか「今日はおいしいもの食べるぞ!」からの「私頑張ったな~」に繋がるともうそこに辛い現実は見当たりません。
寝る前には今日も一日まずまず良い日に変えることができ、「辛い」だけの言葉よりも、もっと意義のある日になります。
そう言葉ひとつで、違った世界が少しずつ形作られていくんですね。
言葉が世界を形作る理由
混沌とした日々の中には、実はたくさんの感情が入り混じっています。
ちょっとした嬉しいことや、ささやかな幸せ、もちろん、少し辛い出来事も…
でもその中から「辛い」部分だけに焦点を当てると、いつの間にかその「辛い」が日常の全てになってしまうんですね。
これは、「人参と玉ねぎがどろどろに混ざり合ったスープ」を「人参スープ」と呼んでしまうようなもの。
たとえ玉ねぎの存在もそこにあって味に影響しているとしても、「人参スープ」と言ってしまったら、そのスープは「人参の味」が主役に感じられてくるんです。
このように、一つの名前や表現が、全体の印象や意味を形作ってしまう。それが言葉の力なんですね。今の自分の世界を作っているといっても過言ではないです。
幸せになるために言葉を使う
では、この言葉の力を使って、少しでも「幸せ」に感じる時間を増やすことはできないでしょうか?
日常の中で、意識的に「幸せ」を見つけて、それを言葉にして表現することを心がけてみるんです。
で!す!が!…これってなんかもう耳タコくらい聞きますよね。
で、たいていの人はそんなことやっているんですよ。何年も…。やっても、『辛い』が邪魔するわけですよね。
では、どう意識したら変容に繋がる言葉選びになるのでしょう?
事実のみを語ろう
そういう時はできるだけ『事実』のみを語ってみてください。
例えば、職場で無視されたとします。すごく嫌な気持ちになり、傷つき、私の事嫌いなんだ。と感じたとします。
そこで口にする言葉は『私は嫌われている』ではなく『私は無視された』でいいのです。
先輩を怒らせた?嫌われた?かもしれませんが、聞こえなかったかも?考え事していたかも?おなか痛かったかも?余裕なかったかも?しれません。
だから不明慮な所はちょっと置いておいてまず事実『無視された』だけでいいのです。
事実の後は事実の感情
その後、人それぞれ感情が沸き上がるでしょう。
『むかつく』『無視とか最低』『嫌われた』『どうしよう』など、これはそのまま『怒ってるな私』『不安がってるな私』『悲しんでるな私』と事実のみ言葉にします。
ここでポイントは『私』をつけることです。
そうすることによって、すぐに心が反応して、いっぱいになっていたところに空間ができます。
一瞬で苦しい現実を作り上げることを阻止でき第三者のような客観的な目線が育つには、このような冷静な言葉選びが必要です
言葉は現実を映し出す鏡
言葉には現実を映し出す鏡のような役割があります。
だから、「辛い」「大変だ」ばかりを口にしていると、無意識のうちにその出来事にばかりフォーカスされて、拡大していきます。
でも、事実のみに光を当てて言葉を意識して使うことで、自然と客観的な感覚が生まれ、日々の小さなことにも目が向くようになっていくんですね。
小さな事に目が向くとき『無視された』からそこ以外にも『今日は天気いいな、気持ちいい』とか『なんだか疲れてるのかな』とか内にもに目が向き、外の刺激で心が過剰に反応しなくなります。
そうすると毎日が安定して、さらに過剰反応が収まってきます。
自分との会話を大切にしよう
実は、言葉の力は他人との会話だけでなく、自分との会話にも大きな影響を与えます。
日々の生活の中で、自分自身にどんな言葉をかけているか、少し意識してみるといいでしょう。
たとえば、失敗したときに「またダメだった…」とつい思ってしまう代わりに、「大丈夫だよ」と自分に優しく声をかけてみる。
大切な友達に話すように、思いやりをもって自分に接することができれば、少しずつ自分自身への見方も変わってくるはずです。
ここでのポイントは大切な友人と話している感じで話すことです。
大事な友人が何か失敗したときに「何やってんだ!」などとは言わないはずです。
そう言葉は人を癒しもするし傷つけもするという事を忘れないでくださいね。
無意識ではなく意識的に言葉を使うには
もし言葉が自分の世界を形作る道具だとしたら…魔法だったとしたら…。少しだけ意識して使ってみるのも良いかもしれません。
例えばすぐに『普通こうするよね』とか『普通はこうだね』とか普通を連呼す人は無意識的にみんな同じ感覚のはずと思っていたり、ルールや規律が一番大事と感じているのかもしれません。
この人の現実は普通の人と普通ではない人が頻繁に自分の心を刺激し揺さぶってくるでしょう。
その人の人生はその言葉で作り上げていることが理解できるには意識的になる事が大事です。
そうすることで、自分自身が築く「世界」は、もっと穏やかで豊かなものになるでしょう。
夢を通して…
夢は私たちの無意識とつながっており、内面の声を映し出す鏡のような存在です。夢は、心の奥深くにある感情や思いを解放するための強力なツールです。
そして言葉の力は無意識なものを意識的に変容させる光でもあります。
快と不快二つが内在しているその空間に言葉という光を当てて形を作る。それが言葉と私たちの関係。
魔法使いになるためにはまずは無意識の世界と仲良くなり意識的にとりくむことが大事になってきます。
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