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人がハンドメイド商品に心動かされる瞬間とは

こんにちは!

ベトナム北部ムーカンチャイでJICA海外協力隊として活動中のYukaです🌻

今回も任国外旅行ラオス編🇱🇦

ルアンパバーンの紙漉き工房に行ってきた時のことです。

ハンドメイドの魅力に心動かされ、大事なことを再確認できた経験だったので記録。




普段は私も生産者側

このNoteを読む前に。

Noteの読者さんはご存知の方もいるかもしれませんが、私は普段ハンドメイド商品の生産者側でもあります。

ベトナムのムーカンチャイという地域に住むモン族の女性たちと一緒に商品開発を行っていて、ハンドメイドの魅力を伝えるべく日々奮闘中です。


ゲストさんが現地に足を運んでくださった時は、手作りの現場を見てもらったり直接魅力を伝えたりすることができるのですが、取扱店舗が増えたりオンラインでの販売になってくると、どうしても消費者に魅力を伝えきれていない気がして、何かいい方法がないかなと模索しているところでした。

そんな時に出会ったのが、こちらの紙漉き工房。

あらためて大事なことに気づかせてくれました。

紙漉き工房で「紙製品ができるまで」を学ぶ

ラオス旅2日目は、インスタのフォロワーさんに教えていただいた紙漉き工房に行ってきました。

紙の原料を見せてくれました


パルプを収穫するところから装飾して紙商品になるところまで、ゼロから工程を細かく説明しながら工房内を案内してくれました。

花柄にします


普段は私は手作りの現場をゲストさんに案内する側なので、ゲスト目線になれるのはとても新鮮な体験。

実際に紙漉きを体験させてもらったり、お花を置く作業をやらせてもらったりと、体験しながら紙商品ができるまでの流れを学ぶことができてとても楽しかったです。

ハンドメイド商品が持つストーリーとは


ここであらためて再確認したのが、ハンドメイド商品が持つストーリーを伝えることの重要さ。

ハンドメイド商品を販売する時って、その形になるまでのストーリーを消費者にいかにして伝えられるかにかかっていると思います。

工場で機械が作った商品は模様にズレもなく美しいかもしれないけど、少しでもズレたらそれはB級品になる。

でもそれがハンドメイドだったら、手作りしか生み出すことのできない「味」っていう魅力になると思う。

また、技術や知識、かけた時間や手間など、どうしても商品を見るだけじゃ伝わりきらない魅力が沢山あります。

そこで消費者は生産までのストーリーを知ることによって、商品についている値段が単なる「数字」から「価値」に変わり、お金と商品をただ引き換えるっていうシンプルな行為じゃなくなる気がします。

どこで販売しても同じ魅力を伝えることの難しさ

1枚1枚少しずつ異なるデザインが可愛い


帰りに工房横のショップで絵葉書や封筒を買って帰りました。

商品から1つ1つ手作りしている生産者の姿が浮かび、購入したいって思ったからです。

ショッパーまでこだわっているの素敵


実は、同じ商品がナイトマーケットでも売られているのを知っていました。

でも工房でハンドメイドの現場を見た後に購入したいって思った商品が、ナイトマーケットでは購入までに至らなかったのは、ハンドメイドの魅力が伝わりきっていなかったからだと思う。

これは私がムーカンチャイのモン族と販売している商品にも言えること。

卸している先のスタッフにも生産者側と同じ熱意を持って商品の魅力を伝えてもらえたらそれがベストだけど、まずは卸先にお客さんに伝えたいって思うほどの魅力を伝えるのはもちろん、生産者側が魅力を伝える工夫や努力をすることが大事だなと思います。

アクセス方法は?

今回行ったのはこちら。

ルアンパバーンの街の中心部からは少し離れていますが、カン川にかかる橋を渡って自転車で10分くらいのところにあります。

車は通れません。笑


ショップも可愛いので、ルアンパバーンに来たら是非行ってみてください!

商品がいいインテリアになってました


ハンドメイド商品に心動かされる瞬間とは

消費者の視点になってみて、あらためてハンドメイドの魅力と奥深さを感じた1日。

ちなみに今はハノイの店舗では商品紹介のポスターやバナーを置いてもらったり、ムーカンチャイからお客さんに直接郵送する時は資料も同封したりしていて、今後は動画を制作したりSNSでの発信に力を入れるのもいいなあなんて考えています。

紹介バナーを店頭に置いています


こんなのがあったら魅力的!購入したくなる!といったアイデアがあれば是非是非シェアしてください✨


Yuka

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