かたおか ゆか

学生から社会人として生きる選択をしました。 マイペースに更新してゆく予定です。

かたおか ゆか

学生から社会人として生きる選択をしました。 マイペースに更新してゆく予定です。

最近の記事

令和5年目を迎えて、諸々。

また新たな年がやって来た。 この間成人式を終えたと思ったら、もう数年も経っていた。なんと時間の流れとは恐ろしいことやら。 さて、半年前に休職していた件については前回の記事をご覧頂きたい。 その後のわたしは、まあ端的に述べれば、何とか会社の温情で復職に至った。 体調と相談しながらゆっくりとリハビリ期間を過ごし、後半の繁忙期も乗り越え、現在は次の春の繁忙期まで小休止といった具合で仕事をしている。 前回の休職期間を経て、わたしは他者のネガティブな感情にとても引っ張られやすい体質

    • かたおか、休職す

      住んでいた寮が契約満了となったので、この春、引越しをした。 小さなアパートだが、前の部屋よりは少し広く感じる6畳のリビングにワクワクを覚えた。と同時に、積み重なったダンボールの山が、自分に「早く片付けるのだ…」と無い口使って語り掛けてくる。そんな彼らは、その四角を折り畳まれることなく今もじっと鎮座している。 無事に仕事も見つけ、毎日忙しかったが、毎月入る給料を見つつ、少しは貯金も増えてきたと安心していた。 からの暗転。 今月も中頃に差し掛かったある日、出勤前に目眩と立

      • 絵描きのきっかけ

        わたしは絵を描くことを趣味にしている。 暇さえあれば紙とペン(または筆)を取り出して、他には見向きもせずに描くほどには好きである。 わたしがこんなに絵に対して真摯になるようになったのは、とある人物が関係している。 中学生の頃所属していた部活に、とても個性的な先生がいた。 整えた口髭に丸眼鏡。煙草はパイプ派。愛車はフォルクスワーゲンのビートル。 ある日こっそり音楽室からアコースティックギターを借りて、部員が活動している間、部活中ずっと第三の男とかの名曲を爪弾くような人。勿

        • 着るということ

          突然だが、わたしは服が好きだ。 服だけじゃなく、アクセサリーも靴もバッグも、はたまたコスメも大好きな人間である。その上元々がオタク気質なので、自宅には沢山の服が溢れている。 ファッション、という名の沢山の鎧を持っている。 服を着るのが好きになり始めたのはほんの数年前。上京して2年目に差し掛かるくらいだった。 当時は全くと言っても過言ではないくらい、服のセンスに関して無頓着に近かった。 専門の友人達に誘われて、古着の聖地である下北沢に連れて行って貰った時も、何も分からず

        令和5年目を迎えて、諸々。

          人生はまだ、始まったばかり

          久しぶりのnoteである。 かなり、というか半年以上間が空いてしまったかと思われる。 その間にわたしは何をしていたか。これを説明していきたいと思う。 今年の9月、わたしは大学を去った。 卒業ではなく中退のレッテルを背中に貼って。 大きな理由としては、わたしの精神状態が限界に達し、自宅で自殺未遂を行ってしまったこと。そして家族も精神的な病が進行し、家の経済状況が悪化したことが主な理由である。 こんなことで大学を去らねばならないということに私自身は納得が出来ていなかった。せっ

          人生はまだ、始まったばかり

          それは天使のように純粋で

          珈琲が好きだ。 砂糖もミルクも何も入れない、あの真っ黒な飲み物が好きだ。 喫茶店も好きだ。 特に、昔ながらの雰囲気をたたえた外観、口数の少ないマスター、そして店に入ると鼻腔をくすぐるコーヒーのほろ苦い香りと、あの独特の静けさが大好きだ。 だから時間があると、わたしは度々「喫茶店探し」という冒険をしに街へ出る。 しかし今はコーヒー派のわたしも、昔はどちらかと言えば紅茶が好きだった。 初めてきちんとブラックコーヒーを口にしたのは中学生の頃で、あの年齢ではありがちな「ブ

          それは天使のように純粋で

          繰り返す季節

          「終わる」というのは、「始まる」ことだ。 桜前線が近づき、3月も半ばに差し掛かりそうなこの頃。私物全てを詰め込んで、スーツや袴を装い、友人達と語らいながら歩く学生とすれ違うようになってきた。 それを見てようやく気づく。 ああ、もうそんな時期なんだ。と。 高校から専門学校に入学するため、地元から上京して早5年目。アメリカ程の規模ではないにしろ、勝手に「日本のサラダボウル」と呼んでいたわたしも、ようやくこの都会の空気に馴染んできたように感じる。 もちろん地元も好きだった

          繰り返す季節

          はじめまして。はくすぐったい

          自己紹介って、実はかなり難易度が高いのではないかと思う。 おはよう、こんにちは、さようなら。知り合いに一言挨拶をするのは簡単だ。 しかし進学とか入社とか、とにかく何でもいいのだけれど、新しい場所で「初めまして、○○です」と、知らない人に対して自分を一から表現する「はじめまして」の言葉。口にする度に、どうも照れくさいような恥ずかしいような気持ちにさせる。 だから、このこそばゆい感情に気づかれたくなくて、いつも初対面では「こんにちは、○○です」「○○です、よろしくお願いしま

          はじめまして。はくすぐったい