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クリスマス期間後半のイタリア
クリスマス期間、残り3日。
パネットーネやパンドーロが中心だったお菓子屋さんのウィンドウに、魔女の人形や靴下の形をした袋にぎゅっとつまったお菓子、グレーの石のようなものが飾られるようになりました。これは祝祭期間の最終日のためです。
1月6日はキリスト教では「公現祭」と呼ばれ、主の誕生を知った3人の王様たちが、贈り物を持ってイエスの元に駆けつけた日とされています。ですが、ベファーナ(魔女)と呼ばれることが一般的です。
5日の晩、子どもたちは窓や暖炉に靴下を掛け、魔女のためにワイン一杯と食べ物を用意して眠りにつきます。
言い伝えによると、ほうきに乗ってやってきたベファーナは煙突から家に入り、子どもたちが置いておいた靴下の中にお菓子を詰めていくそうです。
一年間いい子にしていた子供には飴、チョコなどのお菓子を、そうでなかった子には石炭かニンニクを靴下に入れていくと言われています。
このお祭りにちなんで、年が明けるとスーパーやお菓子屋さんでは、魔女の人形とお菓子が詰まった靴下が売り出されます。若しくは靴下の形をした袋を買い、お子さんの好みに合わせて詰めます。
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お菓子屋さんで売られるグレーの欠片は、カルボーネという魔女が置いていく炭を模したお菓子です。レモンとほんの少しのアルコールを入れたメレンゲ菓子です。
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お行儀の良し悪しに関わらず、甘い物で締めます。
子どもたちにとって大量のお菓子がもらえる日であると同時に「魔女がお祭りを持ち去る」とも言われる日です。7日から日常生活が戻り、イースター(今年は4月20日)まで祝日はお預けです。
靴下の中に詰まっているお菓子はどれも素敵な包にくるまったものばかり。大人でも目移りしてしまいます。クリスマス期間を過ごした記念としてお持ち帰りするのもいいですね。
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