なんで垢抜けが今こんなにも流行っているのか?
「自分が垢抜けているか教えて下さい」
こういった相談を受けることが最近増えてきました。
まず、自分が「垢抜けているか」の判断はとても難しいものです。
なぜなら、自分自身のことは客観視しづらいから。
私たちは、自分の今までの見た目や過去の経験、
周りからの評価など、自分について主観的な情報をたくさん知っています。
だからこそ、鏡に映る姿だけで「自分が垢抜けているかどうか」を判断するのはとても難しいのです。
なぜ今、「垢抜けたい」人が増えているのか?
その理由の1つに『SNSと加工アプリの爆発的な流行』があります。
今ではスマホひとつで簡単に理想の自分に写真を加工できる時代になりました。
SNSが流行する前、女子の「盛る」手段はプリクラぐらいしかありませんでした。
プリクラは自動で目が大きくなったり美白になったりするだけで、自分自身が「どうなりたいか」を選ぶ余地はほとんどありませんでした。
でも今は違います。
「ここをもう少し細くしたい」「肌をもっと透明感のある感じに」
――そんな理想に指一本で近づける手軽さが、私たちの「もっと変わりたい」という気持ちを後押しするようになりました。
変化を追求しやすくなったからこそ、コンプレックスに向き合う機会が増え、過去の自分と今の自分を比べて「もっとキレイになりたい」「垢抜けたい」と思うことが多くなったんです。
さらに、「みんなと一緒」はイヤで、個性を追求する時代になり、
「どう自分を表現するか?」が重視され、SNSでは自分の成長や変化を発信する人が増えました。
私自身も発信をしているのですが、インスタなどでビフォアフを共有する人も多く、大きな変化がバズることもあります。
誰もが成長や変化をシェアできる時代になり、個性や自分らしさを発信する文化が根付いてきました。
大きな変化=バズる=私も変わりたい、という思考は今のSNSの流行あってこそですが、
それ以上に、他人の変化を見て「私も変わりたい」と感じるのは自然なことですよね。
垢抜けの流行。でも、大事なのは「自分がどうなりたいか」
とはいえ、どんな時代も「もっとキレイになりたい」「自分を好きになりたい」という願いは、遍的なものです。
今は大きなビフォアフが注目されやすい時代ですが、
大事なのは、 “自分がどうなりたいか” です。
例えば、「なんとなく痩せたい」ではなく、
「痩せてスキニーパンツを履いて街を颯爽と歩きたい!」
という具体的な目標があると、自分の変化が自分自身のものになります。
無理に誰かと比べなくていいんです。
SNSでたくさんの変化を見ても、焦る必要はありません。
変わることが目的ではなく、変わったことでどうなりたいのかが大事だと思います。
ですが、ここで気をつけたいのは、「他人の垢抜け」と「自分の垢抜け」は違うということです。
SNSやメディアで見かける「垢抜けた人」は、あくまでその人の価値観やライフスタイル、そして自分らしさに基づいた変化です。
それをそのまま真似しても、自分にとっての「垢抜け」には繋がらないこともあります。
例えば、トレンドの服やメイクを取り入れても「何かしっくりこない」と感じた経験はありませんか?
それは、流行や他人のスタイルが「あなたらしさ」ではないからです。
垢抜けるとは、単に外見を整えることだけではなく、自分に合ったスタイルや魅力を最大限に引き出すことに他なりません。
垢抜けとは「自分史上最高の自分」になること
「他人と比べてしまう」「自分の垢抜けが足りないと感じる」
――そんな風に苦しくなる時は、一度立ち止まってみてください。
あなたが目指すべきなのは、他人の基準ではなく、「自分史上最高の自分」です。
顔立ちや体型、肌質、性格、ライフスタイル……
人それぞれ魅力の形は違います。誰かと比べるのではなく、自分自身の良さを知り、それを生かしていくことが真の「垢抜け」につながります。
例えば、私は顔タイプ診断や骨格診断やパーソナルカラー診断を受けることで、自分に似合う服や色を知ることで垢抜けられたなと実感してます。
(気づいたら資格まで取ってしまいました。)
メイク一つをとっても、「流行りのメイク」ではなく「自分の顔立ちや肌の色を活かしたメイク」に切り替えるだけで、自然な美しさや自信が生まれるのです。
多様性の時代だからこそ、自分を大切に
今の時代は「自分らしさ」や「多様性」が重んじられる時代です。
他人と比べることに疲れた時は、SNSを閉じて、自分自身の成長や魅力に目を向けてみましょう。
他人の変化はあくまでも参考にすぎません。
垢抜けは、自分を好きになるための手段です。
他人に評価されるためではなく、自分自身が「最高の自分だ」と感じられるようになることが大切なのです。
最後に、こう考えてみてください。
「あなたの魅力は、あなたにしか出せないもの」です。
誰かの真似ではなく、あなたらしい垢抜けを見つけてください。
自分らしさを追求し、成長することこそが、あなたの人生をより輝かせる一歩になるはずです。