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Yu
2024年8月6日 15:48
気づいたら夏が来ていた。音楽を聴かなくても、お香を焚かなくても、すぐに寝れるようになった。夜中に目が覚めることなく、朝を迎えられるようになった。直接的に誰かの命を背負っている日々は、思っていたよりも心に負荷がかかっていたみたいだ。3月の最終出勤日を終えて書いたこと。このおばあちゃんとは、働き始めと入居の時期がほぼ一緒だった。私がやっと独り立ちできたころ。「こんな場所にいられないわよ
2023年9月14日 12:35
「あそこに見える星はなんですか?」ナースコールが鳴り、急いで向かった深夜3時、突拍子もない一言に笑ってしまった。夜中に鳴り響くナースコールは、日中と違って変わった要望が多い。そして納得するまでは寝てくれない彼らとも、楽しい夜を過ごさなくてはならない。求められているのは安全とユーモアだ。見えている星は確かに1番光っていたし、綺麗だった。小さい頃プラネタリウムによく行ってたとはいえ、星の知識