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陶芸教室に通い初め1年半。土に触れると心が落ち着く話


五感の中の1つ。
感触
月に2回の陶芸教室の時間は私にとって、
毎日のザワザワから解放される唯一の時間。


乳幼児期から大切な感触遊び

保育士だった頃、たくさんの感触遊びを取り入れていた。砂遊び、小麦粉粘土、様々な形の野菜に触れる、スライム作ったり、泥遊びをしたり。
手の指の先から手のひら、足の先まで、
たくさんの物に触れて刺激を与えられ脳が発達していくそう。

それが必要なのは子どもだけではないと思う。
大人も日々たくさんの刺激を感じていると思うが、
ゆっくり味わうことはあるだろうか。
宅配の段ボールに入っている梱包材。
子どもの頃よく潰して遊んでいた人は多いと思う。
私は未だにプチプチしてしまっている。
あの感触、やっぱり好きなんです。

自分が心地よいと思う感触って
自然と心が落ち着くような気がする。

私にとって土に触れる事は心が落ち着く
1つの手段である。

器が好きになったきっかけ

私が住んでいる所は焼き物が有名な所です。
車で1時間くらいの場所である
毎年陶器市にも行きます。
器が好きになったの映画はかもめ食堂に出てくる
アラビアの青いお皿を見てから。
キレイな青いお皿の上に乗ったおむすびがとても美味しそうで。
料理があまり好きではない私は、これだって思った。私の料理でも好きなお皿にカフェみたいに盛り付けるだけでとてもわくわくする。
料理も楽しくなる!
それから器集めがスタートしたのです。

陶芸との出会い

たくさんの器を見ていく中で、アラビアなどとはまた違う、陶芸作家さんの手で作られている器にも興味を持ち始めた。
手触りもザラザラしている物だったり、
色も自然の色味。北欧の器のようにパキッとした色の器も好きだけど、作家さんのはまた違う味がある。そんな時に陶芸体験をする場所を発見した。

初めての陶芸

初めての陶芸は、花瓶を作った。
手びねりという手法で、紐状に作った土を積み上げて積み上げていく。
作りたいイメージはしっかりあって、おじいちゃん先生にももっとこうしたいんです!と伝えながら一生懸命作った作品。形を作って何ヶ月か後、焼きの作業までして頂いて出来上がった作品をおじいちゃん先生は「いい壺ができましたね」と、言われたのだが、私の中では花瓶です。。。

初めての作品。壺のような花器。


陶芸の魅力

初めて体験した教室は遠くて通えなかったので、
現在違う教室に通っている。
教室には、職人さんのような白い髪に白いお髭のおじいさん、仕事帰りと思われる作業着姿のおじさま、私と同じく主婦の方や若いお姉さん、ご夫婦できてる方や小学生。年齢も様々でみなさんそれぞれ黙々と自分の作品を作っている。
なぜ陶芸を始めたのかひとりひとりストーリーがありそうで気になっている。
それで、そのストーリーをまとめて本にしたら面白そうだなー。と、1人わくわく妄想している。

土に触れるとムニュムニュっとした感触。
初めは硬いシカクの土をペタペタまぁるくして、形にしていく。
小さい頃遊んだ粘土遊びのように夢中になれる。
この感触が五感を刺激してくれて、小さい頃の懐かしい気持ちにも呼び戻してくれる。

ここから淵の所を整えていく


基本みんな集中して自分の作品作ってるから、誰とも話さなくていいのも気持ち的に楽で。
この時間は、作る事に一生懸命になれる時間だから日常の嫌な事とか一時的に忘れてる。
頭の中がスッキリとする時間。
誰とも比べず、作品に良い悪いの評価もつけられず。
人の作品も個性豊かで見ていておもしろい。
食パンの形をしているきっと食パンを乗せるためのお皿。トゲトゲがいっぱいの飾り。ベテランさんになると急須やコーヒードリッパー。
このなんとも楽しく贅沢な時間は
私の心を落ち着かせてくれる時間で、
陶芸の魅力だ。


まとめ

どんどん増えていく
陶芸作家(仮)yukaの世界に1つだけの器達。
家にきた友達に出した
私の器に乗せたケーキ。
「器かわいいね」
「それわたしが作ったの」
このやり取りをニヤニヤしながら
そしてちょっと得意げに毎回やっている。

これからも長くゆーっくり続けていけたらなと思う。
今日はそんな五感の中の感触を刺激する
陶芸のお話。

壺から少しは成長したかな。小さな花器。
釉薬の配色を工夫した鉢と受け皿

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