(1)双極症を抱えながら働く、ベストな職種、勧められない職種 YouTube Polar Warriors コメント欄より
下記の記事で紹介した動画の最後に、YouTuber のRob さんは、
「当事者のあなたが今まで経験した職種の中で、最高だったもの、最悪だったもの」についてのコメントを募りました。
400件近く寄せられたコメントのうち、今回は、上位10件を紹介します。
・ほとんどが「ベスト」についてのものでしたが、コメント欄のトップにあがったのは、多くの人たちの共感を得た、「最悪の職種」でした。
・また、職種には触れず、「働くこと」の難しさについて語られたものもありました。
1.コールセンターは、絶対に避けるべき!
混合エピソードやうつ、サイコーシス(精神病性特徴を伴うエピソード)の引き金になった。
2.双極症1型の投稿者:
・ベスト:
ハワイのカウアイ島の有機農場でのパート勤務。
外で寝て、日の出前に起床、朝にたくさんの太陽を浴びながら体を動かし、新鮮なものを食べる。コミュニティーとサポートがあり、必要に応じて休憩やシフトの変更が柔軟にできた。とても元気に過ごしていた。
・ワースト:
超忙しいブリトーのレストランで、1週間に、夜勤のフロント業務と他15種類の仕事を50時間こなしていた。2か月を待たず、救急室に運ばれた。
環境がどれだけ重要か実感した。
3.ベスト
皿洗い。誰にも邪魔にされず。自分のペースで働ける。
4.ベスト:
植物の苗木屋でのパートタイム勤務。
単調な音楽もなく、うるさいレジの音やお客さんによる混雑もない。出会う人々はのんびりとした年配の方や、ハッピーなヒップスター(インディーロックなどを聴き、本や芸術などについて語る人たち)ばかり。過剰に刺激を受けたときは、花を剪定しながら人を避けてしばらく隠れる自由もあるし、歩き回りながら肥料を運んだりしている。
一番大変なのは、知らない植物について質問されること。
5.フライトアテンダントを、8年間、ほとんどの期間を服用しながら。おおむね、とても楽しかった。9時から5時の勤務は自分にとっては無理だと思う。調子が悪い時は、とてもつらかった。その場合、フライトの出発を病欠。
今は、インテリアデザイナーとしてフリーランス。時間の自由が利き、創造的な仕事が、うつ状態にならないようにしてくれる。
6.ベスト:
一週間に10時間、一人でパブの清掃。その他の時間は、個人の家の掃除。
お客さんがいないことが多く、清掃が大好き。仕事の合間に犬を散歩させたり、食事のための時間を取れる。今は、うつ状態だが、この仕事なら自分のペースでやれるので働き続けられる。
44歳で双極症の診断を受けたばかり。
6.ベスト:
フローラルデザイナーだった。自分にとっては完璧な仕事。創造的であり、人と交流できて、自分のペースで進められる。自分の「特異な点」が目立たず、咎められることも少なかった。自分を説明する必要がないことでとても安心できた。
7.ベスト:
ホームレスシェルターで働くのが最高。Polar Warriors の戦士たちから、とても勇気づけられる。みんなで、強く、勇敢であろう!
8.ベスト:
23年間フルタイムでICUの看護師として勤務。これを可能にしたのは、良い上司と素晴らしい同僚のおかげ。
双極症2型のことを常にオープンにしてきた。
過去6年間は派遣看護師として、より少ない労働時間と長い休憩を取っている。
9.(職種は特定されていない、働くうえでの困難について)
職場で双極症を抱えるのは、難しく、やっかいなこと。
頭の中をたくさんのことが駆け巡っていて、仕事に100パーセント集中することが難しいことも。最終的には、愚かなミスをしてしまい、上司にも気づかれている。先日、軽微な違反で怒鳴られたことが引き金になり、9時間におよぶ躁状態になり、かなり疲れた。妻も怖がらせた。上司に精神疾患のことを伝えたくないが、伝えざるを得ないかも。
10.(「仕事をする」ということについて)
仕事については、とても敏感。……お金を稼ぐことには抵抗はないが、安全で落ち着ける環境が必要。食べ物やお金の近くにいることができない。学校では数学がとても苦手で、簡単な足し算と引き算以外はできない。また、自己改善に取り組んでいて、人との関わりをゆっくり進めているので、今の私にとって仕事をするということは、「だるまさんがころんだ」を繰り返すようなもの。まずは自分を優先して、その後で仕事のことを考えたい。
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後日、他のもご紹介したいと思います。