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そこで体験したからこそ伝えていくものがある


今日は、1月17日。
1995年に阪神淡路大震災が起きて、29年が経ちます。


地震が起きたのは、午前5時46分。
この季節のことなので、尋常じゃなく激しい揺れが収まってからも、周りは暗いままで、何が起きているのかわからなかったものでした。


その後毎年午前5時46分には、各地で追悼集会や黙とうがささげられたりしています。
その存在を知りながらも、私はずっとその時刻に起きることができませんでした。


今年初めて、起きて5時46分を迎えることができました。
朝5時10分点呼の「書く朝活」に参加しているおかげです。


いつも、執筆活動は5時48分までなので、3分前には主宰者から「あと3分」のメッセージが流れます。
それが今日は、1分後に「5時46分です」のメッセージが。
続いて阪神淡路大震災(兵庫県南部地震)のあらましが短く投稿されました。


なんかね、それがとってもありがたくて。
メッセージが流れるのはほんの一瞬なんだけど、みんなが目にしてくれるんですよね。


29年も経ったということは、~20代の人にとっては未知のできごと。
30代にとっても、おぼろげな記憶があるかどうかというところでしょう。
それが関西ではない、遠い地域ならなおさらです。


そんな、住んでいる地域も年齢も違う20数人の方たちに、「阪神淡路大震災」を意識してもらえる瞬間があったことがうれしかったのです。



話はちょっと変わるけど、かつて、兵庫県のあるサークルに通っていた時期がありました。
サークルというのは先生たちの学習会です。


別に決まっていたわけじゃないけど、毎年この時期の例会では、どなたかが震災関連の模擬授業をされていました。
「この震災を伝えていくのは、兵庫に勤める教師の義務だ」
そう語る先生もいらっしゃいました。
義務というとなんだかちょっとネガティブな、やらされ感がある言葉ですが、むしろ逆。
自分たちが伝えないでどうするんだ、みたいな気概を感じたものでした。


同時に感じたのは、地域による温度差でした。
兵庫の先生方がこの時期に震災の授業を作って例会でされるのに対し、大阪のサークルでは、そのようなことにお目にかかることがほぼなかったのです。
もちろんこれは、あくまで私の体験した範囲の話ですけどね(^^;)


誤解のないようにいうと、大阪の先生たちが(私も含めて)震災に無関心だったとか、そういうことではありません。
住んでいる場所によって違いってあるんだな、ということです。


話は戻って、今朝の朝活で、最後にお話したのは熊本にお住まいの方でした。
熊本だと、身近で大きな震災は、やはり2016年の熊本地震なんですよね。
短い時間でしたが、ちょっとだけ体験談を聞かせていただきました。


それぞれの土地に住む者が、それぞれの体験を語り継いでいく。
そんなことって大事だよね、と思った1月17日の朝でした。



(トップ画像は radiko news からお借りしました)



阪神淡路大震災に関する絵本を紹介しています


阪神淡路大震災がきっかけで生まれた「1.17 おむすびの日」に因んだ、おにぎりの絵本紹介はこちら


29年前の私の体験談はこちらから


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