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【発問後】発問と作業指示を組み合わせる
授業中、
子どもたちに考えさせたいときに
教師がする「発問」。
子どもたちが考えたくなるような発問に
なっているかどうかは別にして(←え そこ重要なんやけど)
発問した後、
どれだけの子どもが考えているでしょうか。
新任研で3年生の理科をした時のこと。
ふだん元気な子どもたちがなぜかあまり発言せず、
私もその状態を改善することができず、
後半は、ほんの数人だけがかろうじて発言し、
残りはお客さん、みたいな授業をしてしまいました・・・(ーー;)
後で知ったのですが、
「発問に反応して手を挙げる子どもを指名する」ことを、
「 上 澄 み 指 名 」
と呼ぶそうです。
確かにそうだなー、上澄みばっかり掬ってるなー、
と納得しました。
手を挙げない
→ 指名されない
→ 発言しなくていい
→ 考えなくてもいい
となって、
教室にお客さんがどんどん増えていってしまいます。
発問したら、
全員の子どもたちが考える場面を作らなくてはいけないのです。
そのために必要なのが、
考えたことを形に表すためにさせる「作業」です。
「おじいさんは、このあと、どうしましたか?」
だけだと、
すぐ反応する子は挙手し、
ぼーっとしている子は何も考えないままですが
「おじいさんは、このあと、どうしましたか?
おじいさんがしたことを、ノートに書きましょう」
だと、
ノートに書くという作業をすることで、
考える場面が作れます。
また、作業しているかどうかを
チェックすることも可能になります。
ノートに書く、という作業が難しいならば、
「わかるところに線を引きましょう」
という作業指示も有効です。
そうそう、私は数年前、
この 発問 → 数人の挙手 → 一人を指名
というスタイルで模擬授業をしたところ
「そういうのを 『 空 中 戦 』 っていうのよ。
それじゃ考えない子どもを育ててしまうわよ」
と言われました!
(「上澄み指名」以外にもそんな絶妙な言い方があったのか・・・)
発問後の作業指示は、
いくつもバリエーションを持っておくといいですよ。
ワークにトライしてみてね。
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【ワーク】
発問 → 指名・発表 までの間にさせる作業を書いてみよう。
(取り組むことで自分の考えが整理されます。ご自分のノートでも、コメント欄でも、書いてみてくださいね)
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【質問】
考えたくなるようなことは何がありますか?
(ご自分に問いかけてみてくださいね。答えはすべて正解です)
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