一番好きな人≠一番相性が良い人
アンケート結果の衝撃
昨晩、友人からこんな画像が送られてきた。
「生涯で一番好きな人と結婚しましたか?」という問いに対して、YES/NOが半々くらい、むしろNOの方が多いという結果があるようだ。
理由としては、「人間的に好きな人」と「相性が良い人」はまた別だから、らしい。
私はこれを見て驚いたと同時に、今まで無意識に感じていた違和感が綺麗に言語化され、すとんと腑に落ちた。
「好きな人」と「相性が良い人」は重なるとは限らない
まず前提として、私の中では、「人間的に好きな人=尊敬できる人」であり、「相性が良い人=ずっと一緒にいても楽な人」である。
これを踏まえて、私の例を挙げる。
私が今まで生きてきた中で「人間的に一番好きな人」は、高校時代の塾でお世話になった恩師である。人のことをここまでとことん大切にできる人に、私は出会ったことがない。そんな恩師のことを私は世界一尊敬しているし、恩師のことが大好きである。恩師といると自己肯定感も高まるし、恩師のことを大切にしたいという気持ちも高まるし、これ以上ない幸せな気持ちでいっぱいになる。
しかし、恩師と「相性が良い=ずっと一緒にいても楽」かというと、それは少し違うなと思っている。仮に恩師と全く同じ性格の人が同年代でいたとしても(恩師は既婚者なので)、結婚相手として末永く寄り添うことはできなさそうだな、とふと考えたことがあった。
この「一番好きなはずなのに結婚は考えられない」という違和感は何なのだろう?と無意識に疑問に思っていた。私は「結婚というものは一番好きな人とするものだ」と思っていたので。
それが今回、この画像を見て、合点がいった。そうか、私が違和感を抱いていたのは「相性」の話で、「好きな人」と「相性が良い人」は重なるとは限らないのか、と。
結婚相手を選ぶ際に最も重要なのは「相性の良さ」
結婚とは、誰かと末永く一緒に生きていくことである。
末永く一緒に生きていくうえで一番必要な要素は、「一緒にいて楽」ということではなかろうか。「相手のことは好きだけど、なんとなく合わない・気が張る」という相手と結婚しても、結婚生活を長続きさせられるわけがない。つまり、結婚は相性が良い人とするのがよいのではないかと私は思う。
結婚相手=末永く一緒にいる人
相性が良い人=一緒にいて楽な人
➡結婚は、相性が良い人とするべき
もちろん、「相手のことが好き(私の中では=尊敬)」という気持ちをほとんど持てない人とは、結婚しても上手くいかないだろう。ただ、結婚では「相手のことを”この世で一番”尊敬している」という必要はなく、もっと大切なのが「相性の良さ」である、とわかった。私の中でかなり大きな学びであった。
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?