造形教育が学びを変える「造形活動って何が楽しいの?」
造形活動の楽しさって何でしょう?
楽しい理由や楽しさの要素はたくさんあると思います。
その中でまず第一に挙げられるのは「正解がない」ということでしょうか。
「正解がない」または「間違いがない」と言えばいいのでしょうか。
正解がなくても解はあります。一人一人がみんな解を出せます。
正解がないということは、全てが正しい可能性がある、全てが間違いとは言えない。ということでしょう。
だから、造形活動では、子どもたちは安心して活動ができます。
自分が表現したものはすべて認められるのです。
(もちろん、人を傷つけたり、いやな思いをさせてしまうような表現は問題外ですが)
学校の授業では、ほとんどの教科が正解を求める学びです。それも必要な学びであり、むしろ学習では重要な位置を占めるものであると言えるでしょう。正解を求めるために、知識をもとに自分でいろいろ考えることは大切な学習です。
ここで問題なのは、正解に縛られてしまうことです。
「正解でないものはすべて否定されてしまう」
「正解にたどり着くことが目的となってしまい、一番大事なたどり着くまでの過程が疎かになってしまう」
「できたかできないかで学習の成果が判断されてしまう」
こんな状況はないでしょうか。
これでは、本当に学ぶ楽しさ、自分で考える楽しさが失われてしまうのではないかと思います。
それを解決する糸口として、「正解のない教科」である図工や美術(造形活動を通して子どもを育てる学び)が活躍できるのではないでしょうか。
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