ゆーじん

学園紛争真っ盛りの頃、医学部に入学。ろくに授業もなく、逆に、自由に東京中の大学生と議論…

ゆーじん

学園紛争真っ盛りの頃、医学部に入学。ろくに授業もなく、逆に、自由に東京中の大学生と議論。絵を描き始め、難関公募展に学生時代に入選、初個展、神業的にパリで個展。小説を書き始め、第28回新潮新人賞。小説は、孵化、たま、研究室、声、熱帯植物館、等。映画化、「牙の曲線」公開予定。

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最近の記事

《小説の公開》

長い間、単行本として出版されず雑誌上に掲載されたまま、事実上封印されていた、第28回新潮新人賞受賞作、小説「マンモスの牙」を、一定期間ネット上のサイトに公開いたします。 なお、この小説は「牙の曲線」として映画化され、2022年末に封切り予定です。 p1 第二十八回新潮新人賞受賞作 マンモスの牙                                   小山右人 1 牙の曲線 ぼくの生涯にとって唯一のかけがえのない友人(三十そこそこにしてすでにそう確信

    • 誕生日のメッセージ

       この度は私の誕生日に当たり、様々な深いメッセージをいただき、心新たまる思いがいたしました。医学、小説、絵画と映画、いずれの領域でも世界的レベルの厳しい基準を自らに課していく、これまでを、さらに高みへ押し進めて参ります。 選りすぐりの友人、協力者のお力抜きには実現できません。どうぞよろしくお願いいたします

      • 《フランスの友人から嬉しい祝福》

        《フランスの友人から嬉しい祝福》 私の小説「声」(Voix)が、フランスの書店で、Jack Kerouacと、 Shakespeareの隣に陳列されているのを見てビックリと、写真をプレゼントに送ってくれました。  幸せです。ありがとう!

        • 映像化不可能と言われた幻の小説ついに映画化

          映像化不可能と言われた幻の小説ついに映画化 新潮新人賞受賞作品「マンモスの牙」原作映画「牙の曲線」予告編初公開 [株式会社emir heart] 女優のアナンダ・ジェイコブズ(NHK大河ドラマ「八重の桜」「マッサン」映画「テルマエロマエ」等)と俳優の真野マモル(映画「ブルーバーズの詩」等)がダブル主演、恵水流生監督の映画『牙の曲線』が、2022年末に公開される。また本日を持って予告編が初公開となる。原作は“映像化不可能な幻作”として反響が広がり、さらに米国のプリンストン大

        《小説の公開》

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        • 小説「声」の冒頭部,3日限定公開
          1本
        • 私の小説
          3本

        記事

          映画「牙の曲線」のプレスリリース出ています。 映像化不可能と言われた幻の小説ついに映画化。

          映画「牙の曲線」のプレスリリース出ています。 映像化不可能と言われた幻の小説ついに映画化。

          【平和の祈り】デッサンシリーズ 小山右人 【Prière pour la paix】Série de dessin Yujin Koyama

          【平和の祈り】デッサンシリーズ 小山右人 【Prière pour la paix】Série de dessin Yujin Koyama

          小説「声」冒頭 小山右人

          声 たった一度の愛の告白に賭けた声 小山右人 1 「話してごらん?」 私は君に向き合い話しかける。君は首を横に振ったきり、頑なに口をつぐんだままだ。しかめ面に空疎な笑みを浮かべると、鉛筆を胸ポケットから取り出し、机上のメモ用紙に書きつけた。 〈話すと良くないことが起こると、もう一人の自分が脅すんです〉 ぽとりと鉛筆を落とすと、一転悲しげに私を見つめた。その眸は異様なまでに澄んでいるにもかかわらず、まるで生気が感じられない。空無そのもの。 こんなに底知れない怯え

          小説「声」冒頭 小山右人

          ありがとうこの年!

          ありがとうこの年! 辛く厳しい年でしたが、皆様に支えられて、激しい医療現場の傍ら、振り返れば今年もたくさんの作品を作ることができました。  なんといってもEmi Ryusei監督、映画関係者皆様のご協力により、私の原作小説「マンモスの牙」 (新潮新人賞)の映画「牙の曲線」が完成した事。新しい年には公開されると思います!  新作小説「たま」が、フランスでオーディオブックとして出版されようとしています。また、「隠された絵」の執筆も進んでいます。  まだあと少し頑張れそうです。どう

          ありがとうこの年!

          東京へ参ります

           東京へ参ります。  もちろん主目的は、私の小説原作の映画の試写会のため。  半年間、地方の医院に閉じこもりっきりで、コロナも含め、あらゆる医療の修羅場に臨み、すっかりくたびれた医者風情になってしまいました。  が、いきなり東京に、こんな素敵な世界が待ってくれているのは言葉では言い尽くせない喜びです。  関係者以外、場所も明かされず、厳密な秘密の中で行われる豪華な試写会です。その物々しさに、監督の意気込みが滲み出してもいます。まさにプロフフェッショナルの方々と、生意気にも映画

          東京へ参ります

          映画トリコロール青、白、赤の愛

           映画トリコロール青、白、赤の愛を、たいそう興味深く見た。 小説の修行をしていた30年ほど前、下北沢のレンタルビデオ店の名作をほとんどあさり、店主とも親しくなったほどだった。  その後、大体映画の型も見尽くした気がして、映画からは離れていたが、まさかの自分の小説が映画化される運命が巡ってきて、また盛んに見るようになると、映画自体もずいぶん進化しているように感じた。私自身の眼差しも、鑑賞する側から制作する側に回りつつあるせいだろうか、細部の見え方が、以前とはまるで違った。  や

          映画トリコロール青、白、赤の愛

          映画「牙の曲線」のシナリオ風小説がKindleに!

          「牙の曲線」がKindle Storeに!  映画の原作となった「マンモスの牙」(小山右人/第28回新潮新人賞)のシナリオ風小説、「牙の曲線」が、Kindle に掲載されました。200円です。  映画はもうすぐ封切られます。  何か奥深いこと言ってるんだけど、難しくなく、これなら、自分でも書けるかもしれない、という感じ。  映画を見終わった後、感動しているのだけれど、まさか、前と変わっているとは意識されない。  しかし、世界のどこかが少し変わってしまった感じ。食べるケーキ

          映画「牙の曲線」のシナリオ風小説がKindleに!

          真珠の海

          #オンライン展覧会

          愛充てる園

          #オンライン展覧会

          愛充てる園

          小説新作「たま」につき、フランスの編集長より好評価。二日続けて繰り返し、読み耽りました、と。プロバンスとイタリアのアバノで、二週間、記念のヴィデオ投影企画を教会と美術館で開催してくださるとのこと。

          小説新作「たま」につき、フランスの編集長より好評価。二日続けて繰り返し、読み耽りました、と。プロバンスとイタリアのアバノで、二週間、記念のヴィデオ投影企画を教会と美術館で開催してくださるとのこと。

          新作小説「たま」を書いて楽しかった部分は、奥ゆかしい「たま」を磨くため、月と太陽の光を加工する装置を工夫しているところ。

          新作小説「たま」を書いて楽しかった部分は、奥ゆかしい「たま」を磨くため、月と太陽の光を加工する装置を工夫しているところ。

          旧作は小説「珠」で、新作は「たま」に生まれ変わった。

          旧作は小説「珠」で、新作は「たま」に生まれ変わった。