食べきる体力
お久しぶりです。先日二月堂で修二会(お水取り)が行われましたね。6年近く奈良に住んでいますが、やっている事といえばお松明ぐらいしか知らないまま過ごしていました。
最近のジムでの筋トレや二日に一回はしているジョギングなど体づくりのおかげで体力が有り余って深夜に二月堂に一人で向かいました。
実は目的は、最近購入したレンズの試し撮りの為で、修二会はの時期の二月堂はその題材に良いかなと思っていただけでした。
ついでに動画貼っておきます。
順調に撮影しながら二月堂へ向かいました。
そして到着。適度に人もいたのでそれも良く。二月堂でも撮影を続けていました。
撮影もひと段落したので帰るかと機材をカメラバッグに収納していると、お堂の扉が開きました。
すると中から洋服を着た中高年の男女が外に出てきました。
気になって扉の方へ向かうと、貼り紙が一枚。色々とルールなどが書いてあったのですが要約すると、お堂の中に入れるという事でした。
好奇心のままに靴を脱ぎ扉を開けると、暗い部屋の中にろうそくの灯りがほんの少し。そして中には10人ほどの人が畳の上に座っていました。
僕の虹彩(カメラでいう絞り)は外の明るさに慣れていたので正直ほとんど中が分からない状態で入り、得も言われぬ緊張感を感じていました。お経や足音がお堂の奥から間近に聞こえていて異世界にいるような感じでした。
目のF値が8から2.8に開いてきたあたりでようやくお堂の内部の構造や見物している人の服装が把握できるようになりました。すいません一応カメラネタを入れてます。
自分の周りを包むのは、お経とろうそくの炎の僅かな灯り。始めて経験する行法の緊張感や無駄なものが一切ない空間ならではの空気感。お堂中央の行法を見物していたのもつかの間、20分ほど瞑想していました。そしてその後、得も言われぬような充足感に包まれ帰宅しました。
夜って暗いんだよなと改めて実感。それ以降夜は部屋の明かりをなるべく暗めにしています。体内時計に影響があるのではと感じているので、これについては読書などで一度勉強してみます。
もうひとつ。無知って怖いなと。
知っていた気になっていたんですよね。修二会(お水取り)の事を。お松明の事なんかも友達に説明していたぐらいです。もうあの頃には戻れませんね。目を閉じていちごパフェを食べて、自分では最後まで食べたと思ってごちそうさまでしたをしていた状態。実はもう少し食べ進むと美味しいいちごがたっぷり入っているゾーンがあったという感じです。まぁ僕はパフェ食べませんけど。
要は食べ尽くしたという状態までいかないと見えないコトや経験出来ないコトがあるということですよね。ご飯粒一つ残さずに食べるよう教え込まれてきた身としては、食べることだけではなくて全ての事にそれぐらいの気構えでいたいなと思いました。
そして食べきるという事は体力が要りますね。そこで筋トレです。
何が言いたかったかというと、筋トレは良いよということです。知らんけど。