詩「透明の影」
愛しています。)
私は
あなたをずっと
ずっと?
いえ 違うのです
秋のせいなのです
あ いまは
冬のせいでした
(あなたの)「ずっと一緒にいたい」と
言う 声は
わたしだったかしら
手は雪
あなたは水
「これで最後に」(なにを)
いったい なにが終わったのでしょうか
わたしには なにも 終わるということなん
て
細胞は ひとつひとつは
青春は (
目。が覚めないまま
毎朝を迎える
お姫さまのように
これは愛 それは欲
あなたがただ欲しくて「もう少しだけ」いや
約束が違うから…… 約束?(約束)
「待ってる」
わたしはそのためなら 言。葉を失ってもか
まわない
あなたを失うぐらいなら 宇。宙のほんの点
のような
こんなちっぽけな星。なんて はじめからな
かったかのように
どうして?「どうして?」 髪の毛が ああ
)
雪国に生まれたい
今度こそは
そうしてつららを光に透かしながら
冷たくなった手を握ってくれる
透明な誰かを待ち焦がれ
わたしは孤独を凍らすのです。
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※2022年1月の作品です。
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