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卒業制作展示が26の私に蘇らせた大人になることの苦味

この記事は、美術館への1人旅と卒業制作展示との出会いのお話です。

作品を通じて誰でも皆持っていた、子供の頃のカラフルでふわふわした夢を思い出します。

春はまさしく、出会いと別れの季節です🌸🏫


美術館への一人旅は突然に

私は今アイスランドに行くためのビザを日本で呑気に待っているニート。

2024年3月の晴れた翌る日、ふと思い立って新国立美術館へ

数年に1回、突然美術館に行きたくなる。その日たまたま空いていたのが乃木坂にある新国立美術館だった

行ってみると、色んな大学の卒業制作展示がしてあった

2-3時間かけて館内をゆっくりみたのだけど、少女の頃の夢を形にした作品がいくつかあったのが心に留まった。

どの作品もとてもファンシーで可愛らしく、どこか悲しげに見える。なんだか「大人になりたくない、大人にしないで」って言ってるみたいでね。

もう大人になるだのならないだの、そんなこと考えないてない自分と作品に距離を感じた。自分にもこんなふうに淡くて切ないピンクのフリフリがある時間があったのはたしかなのに

なんだかちょっと切なくて悲しい気持ちになってくる

大人になりたかった大学生の私

私は大学生の頃から、武者修行というビジネスインターンに参加したり、私は早く大人になりたかったのかもしれない。「成長したい!」ってよく言ってた笑

少女の頃の夢のような不安定で、儚い気持ちを早く捨て去りたくて大人になりたかったのかもしれない。 

成長したら意味の分からない漠然とした不安から解放されるって思ってたのかもしれない。

学生支援してる大人の中には、どこまで行っても「所詮学生なんだよ」と見下した目で見てくる人がいる。

新社会人になると、もう学生ではいられないので「所詮学生レベルだ」と言われ大人になるのを強要された( 

そういう圧を私は大きく受け取ってしまっていたみたいだ。


夢見る少女じゃ生きられない社会


私は、学生マインドは良くないって社会人新人の時は自分に刷りみ、「自分を変えなくちゃいけない」という重圧から自分をかなり大人は変えてしまった
早く成熟して視野を大きく広げるのが良いと思ってたいた

だけど、こういう子供の時の心を同時に自分で無理矢理手放す時が来てないのに、傷をつけながら手放していたのかもと思った。

作品を作った彼女たちも、大学を出たら社会人になってちゃんとした人にならなくちゃいけない、ファンシーなユニコーンの世界から出ないといけない、と思わせている社会なのだ。

「成長しなくちゃ」からの解放

今は私に大人にならなくちゃ、成長しなくちゃ、という気持ちはほとんどない


人は気づけば1人でに障壁を越え、違うステージに身を乗り出すからだ

無理してやるものではない。行きたいと思ったら行くし、変わらなくちゃいけないものはない。

この世は無常だから、人も組織も家族も変わっていくんだよ。ということに気がついた


この変わりようは、結構大きいが何かあったのかはまた別の機会に気が向いたら書くとします笑

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