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自己紹介・未来の教育をつくるフォトグラファー安部郁子
子どもたちが自分自身の道を歩める社会を作ること。
これがわたしの夢です。
こんにちは!
安部郁子です。
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わたしは未来の教育をつくるフォトグラファーとして、素敵だな、と思う教育の在り方を写真とレポートで伝えています。
島根で生まれ、ほとんどの時間を島根で過ごしてきました。
普段は事務職員をしながら、夫と共に4才の娘を育てています
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あなたは今、
自分に自信がない。
自分自身がこれからどうしたらいいか、わからない。
もっと熱い思いで生きたい。
そんな思いを抱えていませんか?
わたし自身も同じ悩みを抱えていました。
そんなわたしが夢を持ち、夢を叶えるために行動しているのはなぜか、
今日はわたしの夢についてお話しさせてください。
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人と比べて自分への自信を無くすCちゃんとの出会い
なぜわたしが「子どもたちが自分自身の道を歩める社会を作ること」を思い描くようになったのか。
それは知人の姪っ子、Cちゃんがきっかけでした。
Cちゃんは小学校6年生の頃から、ストレスが強すぎて、異常行動をしてしまう。
という話を聞き、わたしはとても気にかかりました。
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Cちゃんのお母さんは
「いい学校に入って、いい大学に入らないとダメ」という価値観が強く
Cちゃん自身も
「もし志望校に入らなったら人生終わりだ」
「塾のテストの結果や成績を人と比べて、自分を責めてしまう・・」といった悩みがありました。
Cちゃんは次第にご飯が受け付けなくなり、やせ細ってしまい、
「もう死ぬかもしれない・・もう死んでもいいか・・」という状況に
なってしまったそうです。
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20年以上生きづらさの変わらない社会に疑問をもつ
わたしも、学生時代にストレスで一年近く生理が止まったり、頭痛が続いて部活を休部したり、表情がなく、笑えないときがありました。
わたしは昔から自己肯定感が低く、周りの人と自分を比べ、自分を責めては、落ち込んでいました。
毎日に幸福感を感じることができなかったのです。
なぜなら、わたしは親から
「◯◯ちゃんは気が利くけど、あんたは気が利かない」
「(周りの子どもと比べて)あんたは元気がない」
「◯◯ちゃんはいい子だけど・・(あんたはそうじゃない)」と言われ
とても辛かったのです。
Cちゃんのエピソードと、わたしの過去が重なり、人と比べて自分への自信を無くしていること、生きづらさが、共通していると感じました。
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日本の若者が「孤立」と「無価値観」で自死する現実
Cちゃんとの出会いによって、わたしの中に
「なぜ生きづらい思いをする子どもがいるのか?」という疑問が生まれました。
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他の子どもはどうなんだろう?と調べてみると、
日本の若者に見られる特徴として死因の一位が自殺であること。
自殺の原因に「孤立」と「無価値観」がありました。
2020年度は新型コロナウイルスの影響もあってか、子どもの自殺率が顕著に上がっていたと報告されていました。
(文部科学省:コロナ禍における児童生徒の自殺等に関する現状についてhttps://www.mext.go.jp/content/20210507-000014796-mxt_jidou02_006.pdf)
「辛い思いをしている子どもが、実はわたしだけでなく、たくさんいるんだ」
「物や食料はあるのに、心の寄りどころがない子どもがいるんだ」と気づきました。
実際の教育現場の課題に心が打ちのめされる
次に「子どもたちを取り巻く人たちは、今どういう風に思っているんだろう?」と思い、学校の先生や、不登校の子どもを育てる親御さん、子どもの居場所を作っている人に、インタビューをしていきました。
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そこでわかったのは、教育現場がものすごく複雑化していて、課題が山積しており、学校の構造、家族の問題、国の教育政策まで及んでいるということでした。
この現実を見たときに「どうしたらいいんだろう・・」と、心が打ちのめされました。
でも「何か道はある。希望はある。」と思いました。
「わたしには何が出来るんだろう」と新たな模索が始まりました。
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ただそこにいるだけで安心・安全な教育に出会う
学校や家庭で辛い現実が起こっていても、子どもはその場所で多くの時間を過ごしています。
最初は、子どもの居場所として、学校でも家庭でも、習い事でもない、安心安全なスペースがあればと考えていました。
学校に対しても、子どもにカリキュラムに沿った勉強を学ばせる場所というより、何をしてもしなくてもよくて、ただそこにいるだけで安心・安全な空間ができればと考えていました。
わたし自身が、過去に求めていた空間だったからです。
そこでたどり着いたのが、「サドベリースクール」と呼ばれる場所でした。
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「サドベリースクール」とは、アメリカのサドベリーバレー・スクールをモデルとしている学校であり、先生・カリキュラム・テスト・評価がありません。
子どもたちが主体となって、ミーティングを重ねながらスクールの運営を行い、作ったルールを守った上では、何をしても、しなくても自由です。
やってみたいこと・学びたいことを、やり方から含めて考えて、話し合い、その子に合った学びができるところです。
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私は、隣の鳥取県にある「新田サドベリースクール」へ視察に伺いました。
山奥の自然が豊かな場所で、子どもたちがのびのびと過ごす姿を見て、島根でも体現できるかもしれないと思いました。
全国でサドベリー教育に関わる方達のお話しを伺うと、「大人が一方的に教える」というスタンスではなく、「子どもたちから学ばせてもらう。気づきを得る。」という意識で関わっていると仰っていたのが印象的でした。
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大人も自分を知る・自分を学ぶ・自分自身を表現する教育を体験する
スクールについて調査を進める中で、わたしは大人向けのSocial emotional learning:略称SEL(自分自身の感情と社会適応の学習)を学びました。
関連サイトhttps://www.roku-you.co/sel/
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わたし自身、学校教育では、教科や社会の仕組みの一部を学ぶことはあっても、「自分を知る・自分を学ぶ」そして「自分自身を表現する」ことは、ほとんどなかったと気づいたからです。
これはきっとこれからの道につながる、と思い、自分の感情・思考を理解することを中心に、日常で起こる具体的なことを例にして、1年以上学ばせていただきました。
不快な現実の原因は自分自身にあるという発見
SELを受け、わたし自身の感情や思考を知り、また他者の感情や思考を学んだことで、人間の多様な個性に感動し、人と人との間に、比較や優越をつけることは無意味であると理解しました。
人と自分を比べる必要はなく、まして比べて自分自身を責める必要は全くない、とわかったのです。
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わたしがこの感覚を持っていなかったために、一時の感情と思考に振り回され、他人との不仲を招き、不快な現実を作っていることに気づいた時、衝撃を受けました。
わたしは自分を大切にすること、自分を愛すること、今生かされていることへの感謝が、他者を大切にすること、愛すること、存在に感謝することへ、つながっていると身をもって実感したのです。
わたしは今、毎日がとても幸せです。
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わたし自身が生きづらいと思ってきたように、今の子どもたちも生きづらいと思っているならば、
子どもの頃から、自分自身の感情・思考を学ぶことができたとしたら、子どもは自分を大切にすること、自分を愛することができる。
自分を信頼し、また相手のことも信頼できる。
生きづらさから解放されて、豊かな心身が育つのではないかと考えました。
自分自身の道を歩める社会に向けて、自分を知り、学び、表現する教育をつくる
わたしは、サドベリースクールのように、子どもの本来持っている潜在的な能力が最大限発揮される場を作りたいと思います。
そのためには、SELで学んだように、子どもも大人も、自分自身の感情と思考を知り、学び、表現する方法を身に着けることが重要だと考えます。
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まだ明確な答えは出ていませんが、この二つを融合させた教育のあり方が、子どもたちが自分自身の道を歩める社会を作ることにつながると思い、今、模索しています。
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今後は子どもたちと実際に遊びながら学べるイベントの企画や、同じ思いの方々と情報交換する機会を作っていきます。
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日常的な発信はInstagramで行なっています。
今後はライブ配信もしていく予定です。
9/23(祝・金)島根県松江市いけずご王国にて、イベントを企画しています。最新のお知らせはInstagramにてご案内しますので、ぜひフォローをお願いします。
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未来の教育をつくるフォトグラファー
安部郁子