池井戸潤「空飛ぶタイヤ」／おすすめ本／小説

2024年11月23日 08:12

お世話になっております。Yuikoです。

インストラクターですが、本を月に15冊読みます。

小説ですと池井戸潤さんの同じ作品を3〜4回読んだりしています。映画やドラマ化されたものも多く、つい一気見してしまいます。

池井戸潤さんの代表作
・「俺たちバブル入行組み」（ドラマ半沢直樹の原作）
・「下町ロケット」（直木賞受賞作）
・「陸王」（役所広司主演でドラマ化）

池井戸さんの作品は「正義は勝つ」ところが大好きです。正しいと思うことを貫き通す大切さを教えてくます。大企業でも軒並み最後に負ける。権力者のカッコ悪い無様な姿を見て、スカッとします。現実でもこうだったらいいのに。まだまだ政治や大企業トップの不祥事がなくなりません。

タイトルにある「空飛ぶタイヤ」は、三菱自動車のリコール隠し発覚を題材にしています。池井戸さんの取材力と、元銀行員という専門性があいまって、じわじわと、しかしスリリングな展開が続いていきます。面白すぎます！

専門性があるということは、中立にものが考えられるということなのかもしれません。感情に振り回されることなく自分の職務を全うする。登場人物全員が作品を引き締めていきます。自動車整備士、銀行融資担当、事務のおばちゃん、母親、刑事、雑誌記者、研究員、弁護士、大手中堅会社員、その妻。

「空飛ぶタイヤ」はWOW WOWでドラマ化（全5話）。中村トオルさん主演です。また長瀬智也さん主演で映画化もされています。小説は苦手という方は、映像でもお楽しみいただけます。

私は、小説を順番通りに読めません。いきなり最後が気になって最後の3ページだけ読んだり、難解なところは読み飛ばしたりします。そうやって本を読むことへのハードルを低くしたら、意外と読めますよ。

活字離れ？そんな寂しいこと言わないで。日本人は漫画のおかげで世界的にも識字率が高い国民なんですって。自信を持ちましょう。

最後までお読みいただきありがとうございました。
それではまたごきげんよう。

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