エイトシークエンスはコンテクストで成り立つ生命体
この言葉を聞いて、どのように感じられたでしょうか。
確かにそうだと感じられた方も、
なんとなくそうかなぁと感じられた方も、
いろいろな感じ方があって良いと思います。
大切なことは、
この言葉を聞いて自分事として捉え、味わってみることです。
例えば、
Missionにある「世界」という表現が大げさで、「そんなことできるのだろうか」と不安と感じるなら、なぜ不安になるのか、どういう表現で捉えれば自分にしっくりくるのかを考えて見る事です。
カルチャーでマネジメントする
エイトシークエンスでは、「カルチャーでマネジメントする」という戦略を大切にしています。
ここで、ルールではなく、コンテクスト、つまり文脈、空気感(雰囲気)、カルチャーを各自が解釈することによってマネジメントするということです。
マネジメントという言葉も、エイトシークエンスでは「管理」という言葉は適切ではありません。
マネジメントとは「目的に向かい、状況に応じてなんとかすること」です。
例えば、人の体を考えてみると、人はケガをすると、勝手に白血球が集まり、かさぶたができ、風邪をひくとウィルスに抵抗するために熱を出して治します。(これをレジリエンス(回復能力)といいます)
アマゾンなどの熱帯雨林では春夏秋冬、動植物がさまざまな移ろいを見せます。
これは管理されているのでしょうか?
誰かが決めたルールなのでしょうか?
生きるために身についた自然の摂理であり、その中から進化が生まれるのではないでしょうか。
人間の回復力やアマゾンで行われているマネジメントは、ルールを決め誰かの指示で行われているものではありません。
その時その時の状況の変化に応じて、「なんとかしてきた」のであり、指示命令は存在していません。
あるのは「種の保存」というDNAに組み込まれた無意識の反応です。
これがコンテクストです。
エイトシークエンスはルールよりコンテクストを重視します。
ルールがダメなわけではありません。
ルールとは、コンテクストをチームや個人が解釈し、現実にあった適切かつ柔軟に変更可能なものとして作り上げるものです。
そのため、必要に応じてルールをつくることは大切です。
ただし、ルールがコンテクストを上回ることはなく、ルールはコンテクストだけでは不足な場合につくりあげる最低限のものとしたいということです。
私たちエイトシークエンスの世界は、アマゾンや人間の体のようにコンテクストで成り立つ生命体のような世界観です。
そして生命体が種の保存を目的とするように、エイトシークエンスにも生命としての存在目的があるのです。
そういった目で、もう一度、
を眺めてみてもらいたいのです。
この存在目的を持った生命体としてエイトシークエンスが世の中に存在する時、
世の中は、そして私たちと関りを持つ人たちはどうなっていくでしょうか。
逆に、エイトシークエンスが世の中に存在しないなら、
世の中は、そして私たちと関りを持つ人たちはどうなっていくでしょうか。
そして私たちや、一人ひとりはどのような行動をするのが自然でしょうか。
「どのような商談や面談だと目的に向かうのか」
「どのような会議だと目的に向かうのか」
「どのような協力関係や助言プロセスだと目的に向かうのか」
など、
「どのような○○だと目的に向かうのか」
について向き合うとき、
エイトシークエンスは人と人、自分自身との対話を通じて言語化し続けることで私たちらしいコンテクストが生まれます。
答えは一つではありません。
自由に解釈を楽しんでいきましょう。