12月を振り返る&2024年に向けて
あけましておめでとうございます。
2023年も色々ありましたが、気持ちよく2024年の思い出を積み重ねていけるように、12月の振り返りを書き残しておきます。
良かったこと
フィンランドサウナ旅の体験記をnoteに書いた
GWに行った一週間ちょいのフィンランド旅。「いつかまとめたい…」という気持ちは「今さら、いいか…」という気持ちになっていた
しかし!12月に放送されたドラマ『サ道2023SP』。今回のテーマはなんと「サウナ旅」!それを見て、「めちゃくちゃ良い経験をしたのに何で自分は発信してないんだ…。もったいない!」という気持ちになり、書いた。新規で書いたというよりは、現地での手書きメモやサウナイキタイ(サウナ専門口コミサイト)に投稿した感想に写真をつけてまとめるという形になったが、自分の経験に一区切りつけられた。また、年の瀬に「こんなこともあったなァ…(ほくほく)」と思い出に耽る時間にもなって良かった
「渋谷SAUNAS」に行った
友人とずっと行こうと言っていたサウナ施設、渋谷SAUNASに行った
漫画『サ道』の原作者・タナカカツキ先生が監修したサウナ。計8種のサウナがあり、どれもクオリティが高い。1回行っただけでは堪能しきれない、客を飽きさせないお店
金曜の夜に、気の置けない友人と、良いサウナに入る。こんなに贅沢なことがあるだろうか。帰り道、つい「サウナっていいなぁ。幸せだなぁ~」と声に出してしまった
新しいこと
友人が主催する対話会に参加した
「ひびき・うずきから語る」というコンセプトの対話会に参加した。毎回テーマが異なるらしく、今回は「死なないように生きる」「今を生きる」だった
仕事におけるディスカッションとは違い、結論を出さなくてもいい。生産的でなくてもいい。発言しなくてもいい。まとまってなくてもいい。テーマや他者の発言から、自分の中でなにかがひびいたりうずいたりするものがあれば、口からこぼすように話せばいい
対話会を通じて、自分の中で「死なないように生きる」という言葉に対する印象が変化した。参加前は「必要最低限のものを摂取しながら生きながらえる」みたいな、つまらない人生のイメージだった。しかし、他の参加者の言葉を聞いているうちに、「自分らしさが失われないように(=死んでしまわないように)主体的に精力的に生きる」みたいなエネルギッシュなイメージに変わった
こういうスタイルのコミュニケーションは、枠に自分をゆがめられる感覚がほぼないので、自分の心の在りようをまじまじと見つめる・味わう時間になっている。定期的に必要。また、初対面の人との対話はいつも発見があるので、今後もこういう場に参加していきたい
仕事でアフレコをした
部署の仕事の一環で「スライド資料を投影しながら、それに声を当てて動画にする」という業務がある。これまでは「苦手。自分の強みは活かされない。他の人がやった方が良い結果になる」という理由で避けていたが、「やったことないのに避けるのは、なんか自分らしくないなぁ」と思い直し、やってみた。結果的に、動画を見た人から「良かったよ」と言ってもらえたし、自分なりに得るものもあった(業務理解が深まったり、聞き取りやすく話す工夫など)
自分の「らしさ」に立ち返り、まずは素直にやってみるのは大事だなぁ、と改めて思った
スポーツマッサージに行った
ランニングの影響か、足首にずっと痛みがあった。陸上経験者の友人が紹介してくれた、スポーツ関連の施術をしてくれる「リニアート駒込治療院」に行った
いくつか質問を受けた後、足首を様々な方向に動かしながら、原因を探ってもらった。さすがプロ、人体構造の解像度が高く、仮説を立てる際のアプローチがとても細かかった。きっと私には見えていない筋群や関節の位置が見えているのだろうな…と勝手に関心した。これ!という原因は分からなかったものの、ゆるい仮説を立てていただき、マッサージを受けた。いた気持ちいいものから、(いってぇェ~!これ、何かを試されてる…?)というけっこう痛いものまであった。終わった後はなんとなくスッキリして、「痛くなったらまたここに来てみよう」という一つの拠り所のようなものを得た
運動
12月は6ランで52km
1月にフルマラソンが控えているので、本来であれば追い込んで100~150kmは走りたい時期だった。が、足首の痛みが長引き、ランニングをかなり
サボって休んでしまった実家の近くに走りやすい公園があるので、年末の帰省を機に、走る習慣を取り戻そうとしている
本番直前はコンディションを整えるために練習しないので、実質あと2週間も練習できない。泣いても時間は増えないので、できる限りのことをやるしかない
読んだ本
正欲/朝井リョウ
かなり面白かった。至るところで「多様性」というワード耳にする、現代に読むべき小説
「多様性」は、ダイバーシティ&インクルージョンで語られるような、素敵でおめでたい言葉ではない。自分の想像できる範囲内のものを指して"みんな違って、みんないい"なんて言うんじゃねぇ。この世には、お前の想像もつかないような性質の人間がいるんだよ。…そんなパンチを喰らった
自分の性質ゆえに、人と繋がれない。繋がる気が起きない。じゃあ、そのうえでどうするのか?被害者面して、「自分は大変なんだ」と言って一生すごすのか?それとも、勇気を出して内面をさらけ出して、誰かと繋がろうとするのか?傷つきながらも、自分を傷つける社会から身を守るより良い方法を模索することはできないのか?と、そんなことを考えさせられた
学びを最大化する TTPS (徹底的にパクって進化させる) マネジメント/中尾隆一郎, 鈴木利和, 肱岡優美子
成果を出したいなら、すでにあるやり方を徹底的にパクッて進化させようぜ。また、その方法を組織で共有して、みんなで学びを最大化する仕組みも作っちゃおうぜ。という感じの本
フレームワークがいくつか紹介されているが、G-POPというのは汎用性が高くてすぐ真似できそう。G(ゴール)、Pre(事前にやっておくこと)、On(最中にやること)、Post(ここまでの差分を確認して、事後にやること)の頭文字をとったもの。MTGやイベントの設計に使えそう
観たエンタメ
正欲(映画)
面白かった!あの小説をよく映画にしたなぁ、という感じ。ただ、個人的には、小説の方が面白かった。映画だけ観ると「?」となる人はいそう。小説を読んでから映画を観るのがオススメです
違国日記(漫画)
ずるずると読んでいたがようやく読み終わった!両親を事故で失った少女・朝と、その叔母・槙生の物語。槙生さんが、一見変人だけど共感できる部分もあり、とても人間らしい。朝も、基本はあっけらかんとしているが、両親を失った影響を潜在的に抱えていて、それが行動や言葉に現れる
「あの日 あの人は 群れをはぐれた狼のような目で わたしの天涯孤独の運命を退けた」というフレーズ。最初と最後で、かなり印象が変わって感動した。言葉、感情の機微、空気感。それらを味わうタイプの漫画で、寂しさの中に温かさがある世界観は、フィクションだけどリアリティがあった
サ道2023SP(ドラマ)
めちゃくちゃ面白くて感動した。仕事が大変でも、家庭がピリピリしていても、傷心していても。それでも、独りじゃあない。友が、サウナが、旅が、癒してくれる。そんなメッセージを受け取った
1分1秒、一言一句、一挙手一投足が素晴らしい名作だった。相変わらず制作陣の愛と情熱と技術がすごい。ナカちゃんさん、偶然さん、蒸し男くんに再会できるだけでも嬉しいのに、とても骨太な映像作品を味わわせていただきました…
2022年の敗者復活で令和ロマンを初めて知ったその時から、1年間応援してきた。3回戦、準々決勝、と動画がYouTubeにアップされるたび、ほぼすべてを見ては「今年もレベルが高いな…」と、大会の盛り上がりを確信すると同時に、推しが決勝に行けるのだろうかという不安もあった
令和ロマンは、決勝に残った。めちゃくちゃ嬉しかった。決勝の大舞台で彼らの漫才が見れる!という嬉しさ。あいつらならきっと何かやってくれるぜ、という期待。決勝当日が本当に楽しみだった。当日は友人と、チキンとピザを用意してテレビの前に集まった
令和ロマンは、笑御籤で1番を引いた。私は絶望した。M-1は、初代の中川家を除いてトップバッターの優勝者はいなかった。審査員が高い点数をつけられない、会場が温まり切っていない、などが理由だ。「こればっかりは仕方ない…」私は半ば諦めて、1本目のネタを楽しむことにした
令和ロマンの1本目は、めちゃくちゃウケた。大会のキャッチコピー通り、爆笑が爆発した。私は、泣いた。笑いすぎて涙が出たというのと、推しが大舞台で一騎当千の活躍をしている嬉しさで、涙がこぼれた。あの、涙で視界が霞んでテレビが見えないという景色を私は忘れないだろう
残りの芸人たちも、みんな面白い。順番に点数がつけられていく。ファイナルラウンドに進めるのは10組中3組だけ。暫定ボックスで過ごす令和ロマン。みんなスベっては欲しくないけど、令和ロマン耐えてくれ…!そう祈りながら見た。
令和ロマンは、1stラウンドを3位で耐えた。本当に嬉しかった。2本目のネタが見れる!優勝も全然ありえる!あいつらなら何かやってくれる!
結果、令和ロマンは優勝した。ヤーレンズと1票差。最後の松本人志の札が「令和ロマン」だったときの興奮。声が出た。拍手した。「おいおい、あいつら本当にやっちまったよ!これって現実…?夢…?」
という感じで、令和ロマン推しにはたまらないM-1でした
ブラッシュアップライフ(ドラマ)
死後、生まれ直して人生をやり直す女性の物語。「人生をやり直す」というところはファンタジーだが、それ以外は徹底的にリアルに寄り添っている感じがした。日常の中でのあるある。地元の友達や、家族との他愛もない会話。昔流行ったものへの回顧。「その感覚、わかる~!」というのが散りばめられていて、見ていて気持ちがよかった
最終話のオチは好き嫌いが分かれるかもしれないが、私はけっこう好き
「仮に今の自分の人生が、2周目だとしたら?1周目より良くしようと行動できているか?」という問いは、視聴者なら誰でも浮かんだことだろう。明日何が起こるか分からないし、いつ死ぬかもわからないけど、一生懸命いきていきたい
VIVANT(ドラマ)
話題だったので一気見した。海外ロケによる映像美、ハラハラドキドキの展開、作戦がうまくいったときのカタルシス。評判通り面白かった!
個人的に、阿部寛が演じる野崎の「すべて先を見越して行動する。これが仕事の基本だ!」というセリフが心に残った。仕事ができる人はカッコいい。職に貴賎なしとはいうが、彼らのミッションは「日本を守る」。スケールが、視座が違う。それに比べれば、自分のミッションなんてもっと簡単なものなんじゃないか。もっとスイスイと片付けて、より難易度の高いことにチャレンジした方が楽しいんじゃないか。とすら思えた
印象的な言葉
「ペンでリズムをとる」
中田敦彦が言っていたフレーズ。共感した。キーボードを叩いた方がリズムよく書けるときもあれば、ペンを紙に走らせた方がリズムよく書けるときもある。内容や気分次第。適切に使い分けて、言葉を紡いでいきたい
雑感:2024年に向けて
2023年もあっという間に終わった。色々あったが、それなりに充実していたんじゃないかとも思うし、もっと充実させられただろ自分、という感覚もある。適度に自己受容と自己批判が混在してる感じ
2024年に向け、マンダラチャートを書いてみた。大谷選手で有名になった、目標達成のためのシート。「みんな一度は見たことあるだろうけど、実際に運用してる人はあんまりいないんじゃ?」と思い、軽い気持ちで書いてみた
目標は、ここ数年ずっと関心のある「Well-being」。自分にとっての善い状態でいること。2022年までは、自分が幸せでいるための要素は「睡眠」「食事」「運動」「対話」の4つを挙げていたが、2023年を経て、少しアップデートされた。空欄もあるけど、「余白があった方が自由度があっていい」「目標は少ない方が集中しやすい」ということで、無理に全部は埋めていない
毎月の振り返りにも使って、使用感を試していきたい
写真
今年もよろしくお願いします!