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イタリア人は自由人⁉

暇つぶしがてら何気なく読んでみた一冊。

イタリアとは全く縁のない日本人が、一見正反対とも思えるイタリアの文化や社会について知ることに何の意味があるのかと思っていたけれど、読んでみるとかなり興味深い内容でした。日頃の生活の中で感じている生きづらさや違和感、悩みに対して、こんな考え方や捉え方があるんだと、これまでの概念が覆されました!

私自身、イタリア人の考え方や性格に共感してしまう部分がいくつかあったのですが、それらに共通していたのが、"好き"、"嫌い"といった「直観」的なもので、プライベートならまだしも、仕事の面でもこの"好き・嫌い"が大きく影響してしまう。だから、自分のものとして関心が持てない人間や物事に対してはとことん無関心だし、自分の感情を「割り切る」ことが大の苦手すぎる。小学生の頃担任の先生から、「これからの日本はあなたにとって生きづらい社会になる」と言われていた意味もこういうことだったのかな〜、と今なら理解できる気がします。確かに、公私共にこの「直観(好き嫌いに限らず)」にいちいち左右されていれば、日本人としてはワガママ・自己中などと言われかねない。けれどそれは、たまたま自分のその部分が日本の文化や社会には合わないだけで、無理に変えようとする必要はないのかな、と少し気持ちが楽になりました😊

もちろん、どちらの国の文化が優れているという判断はできないし、そのことに意味は無いのですが、異国の文化を知ることを通して、社会人として持っておきたい感覚や考え方を学べた良い体験でした✨

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