34日後に家を出ていく工業高校卒の次男に贈るレシピ【㉔夏に食べたい!鳥わさ】
いつも読んで下さりありがとうございます。
次男の引っ越しの日が決まりました。
7月17日~20日です。残り34日です。
その次男にむけて一人暮らしをして、自分でつくれるレシピを残しています。
併せて次男の工業高校時代だったエピソードも書いています。
何かのお役に立てれば嬉しいです。
レシピのみ見たい方はレシピへどうぞ✈️
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【製図コンクールに向けて】
前記事の続きで、器用でも上手くなくセンスも普通の次男。
師匠でもある建設科の先生からのお誘いで「製図コンクール選抜メンバー」になった。
製図コンクールは全国の高校から課題に沿って(木造平屋建住宅、2階建住宅など)描かれた製図を審査し、賞を決める。
高校生の製図甲子園のようなもの。
内容を重視されるので賞に値しない場合は金賞が該当者なしの年もある。
次男の高校は賞の常連校で強豪高だ。
製図コンクール選抜メンバーに入っても全員がエントリーされない。
校内選考の後、エントリーする作品を決められる。
私は製図を描いたことがないが
意図すること、表現、美しさ、緻密さ、正確さ、センス、個性・・・
手書きの製図はたくさんの高度なものが表現されている気がする。
書き手の熱量、情熱が1枚の紙に凝縮している感じがする。
そうして仕上がった製図は、ず~っと見ていたいほど感動する。
なので1枚の製図を仕上げるのに、ものすごく時間をかける。
生徒たちは、製図だけをやっているのではなく授業の課題や就職活動、学校行事などを併用しながら進めていくのでかなりハードだ。
また大きな製図紙で仕上げるので製図室で制作し、家には持って帰れない。
となると製図室にいる時間、学校にいる時間が長くなる。
製図にさける時間は朝、放課後、休み中になる。
製図コンクールに選ばれるメンバーは高校1年のときから先生に声をかけられる。
ほぼ全員が高校に入学して初めて教わる製図。
しかし少し習うと、抜きに出て上手い生徒、描くのがめちゃくちゃ早い生徒、発想、センスが他の子と違う生徒、根気がある生徒がでてくる。
先生は、そういう生徒の中から選んで声をかける。
年に1回コンクールがある。
長期間かけて育てあげる感じだ。
それでも過酷なので途中で、辞めていく子もいるし、ものすごく成長する子もいる。
次男は2年生の終わりころに声をかけてもらって3年のコンクールに向けて
頑張っていくという稀なケースになった。
得意でない製図に食らいついていく感じだった。
製図はたくさん描けば描くほど、ある程度は上達すると思う。
でもセンス、発想、スピードは努力では補えない部分もある。
足りない分を少しでも補うために毎日、製図室に通った。
朝早くから夜遅くまで。
昼ご飯も「忙しくて弁当が食べれなかった。」
「さっさと食べれる軽い物にして」と言っていた。
夏なのに顔色は青白くて、倒れないかと心配もした。
夏休み期間中は文化祭の課題制作と被って毎日学校に行った。
結局、夏休み中は1回も休まず学校に行っていた。
3年生になると好きだったサッカー部の最後の大会も近くなる。
試合前の練習も「図面の期限があるから、練習に行けない」と言っていた。
サッカーより建設科でやることの割合が日増しに増えていく。
高校サッカーをやっている子の最大で最後の選手権。その予選を待たずに7月で引退した。
私はものすごく残念で『全うしてほしい』と思ったが、その判断に何も言えなかった。
もう、工業高校の建設科の世界にどっぷりハマっていた。
キツイことだけではなくメンバーにも恵まれていてハードな中にも楽しさもあった。
みんな色んなものを背負いながら頑張っていた。
どんな子でも不安になったり、行き詰まることがある。
先生と衝突したり、トラブルもある。
いろんな話をしていた。
高校生が盛り上がるクリスマス。
放課後も遅くまで製図室。
みんなでお金を出し合ってクリスマスケーキを買って手づかみで食べたと言っていた。
先生も生徒以上に熱くて、ずっとそんな生徒に付き添って一番良い方法を導き続けてくださった。
その時はわからなかったことが今になってわかることが多くある。
先生に図面チェックをしてもらうために何時間も待ち続けた。
空気をよんで先回りした行動。
目上の人への態度、何をしたらいいのか、何を求められているのか、何からすれば効率がよいのか、期限は絶対守る。
全て高校で身についたことだと思う。
生徒たちの距離が近いので相談したり頼られたり頼ったり本当に師匠のような存在だった。
そんな環境の中、次男の製図の知識も深まり少しは上達した。
頑張っている成果がでてきた。
先生や周りの生徒さんのお陰で1年前とは比べ物にならないくらいになった。
(次男、高2のまだまだ拙い平屋家屋↑)
そして、いよいよ製図コンクールにエントリーする発表になった。
その頃は3年生が4人だけになっていた。
そして先生が出した結果は・・・
次男以外の3人を製図コンクールにエントリーする。だった。
次男はエントリーされなかった。
次男は最初から自分はエントリーされないのはわかっていたようだった。
先生に推薦され製図コンクールメンバーに入り
サッカーも早期引退し、早朝から遅くまで製図室に籠り、休みなく没頭したこと。「全て自分で決めたことだ。」と言っていた。
製図室で、その先生が描かれた製図を見たことがある。
もう、全く別物だった。先生なので上手いのはあたり前かもしれないが製図にパワーがあった。完璧な何かがあった。
そんなものをサラッと描く先生のすごさを近くでみせられリスペクトしていく次男。
「その先生の言われたことは絶対に聞く。」と自分で決めたことだ。そんな普通より少し上手く製図が描けるようになった次男を「褒めない先生が褒めてくれた。」それが嬉しかったと言っていた。
(次男、高2のまだまだ拙い2階建て家屋)
私はただ『私自身、何もできなかったな~』という思いだった。
たまに話す次男の話を聞くだけだった。
そして建築製図コンクールの結果は銀賞、入賞と3人全員が賞を受賞する快挙だった。後で受賞作を見せてもらったが本当に素晴らしかった。この年は金賞がいなかったので全国1位だ。誇らしかったし本当におめでとう!の気持ちでいっぱいだった。
次男は選ばれなかったけどキツイなか製図を仕上げていったのは事実だ。
先生が製図コンクールのメンバーに次男を入れたことは他に意図があった。
もっと後に次男が言っていた「先生の言うことを聞いていたら間違いない」が分かるときがくる。
続きは次回に・・・。
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【㉔夏に食べたい!鳥わさ】
暑くなると冷んやりとしたものアッサリしたものが食べたくなります。
茹で時間10秒!でお家で居酒屋メニュー【鳥ワサ】をぜひ!作ってみてくださいね。とっても簡単です。
お酒のおつまみ、ヘルシーなダイエット食としてもOK。
【心構え】食欲がないときもサラッと食べよう!
①揃える物(1人前)
鶏ささみ肉2本、ワサビ、醬油、あればキュウリ、お好みでニンニクチューブ、
つくり方
1. 鍋に水を入れて湯を沸かす。
2.キュウリを千切りにする。
ささ身を1口大に切る。
(写真はささ身3本分です。)
3.沸騰した鍋にザルか味噌ときザルにささ身を入れて10秒茹でる。
4・サッと取り出して氷水に入れる。
5.粗熱がとれたらザルの中でよく水を切り、冷蔵庫で30分冷やす。
6.キュウリの千切りした皿にささ身を盛り付けできあがり!お好みでワサビ、ニンニク醬油をつけて召し上がれ!
🔔ポイント🔔
鳥ささ身肉は新鮮なものを使ってください。
中が生茹でになるので自己責任でお願いします。
ささ身肉は良く冷やしたほうが美味しいです。
最後まで読んで頂きありがとうございます。
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では、また美味しい記事でお会いしましょう♪。.:*・゜♪。.:*・゜♪。.:*・
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