健康になりたくて、春〜春眠おうちごはん その1
樺太をぶっちぎる北緯50度線。その線上、想像よりもはるか北に位置するフランスの某港町にも、ポカポカな春の陽気とまではいかずとも春の気配が漂ってきた。
心地よくも強烈な春の眠気はひらりと国境を超える。なんとか起き上がってもあくびが止まらないったらもう。
病は気から、気は食から。とにかく健康で穏やかな生活を心がけて早3ヶ月。今月も坦々と、バランスよくを心がけて作り、食べ、寝るを繰り返す毎日を送っている。
だいぶ溜まってきたので、そろそろおうちごはん日記をしたためておこう。何を作ったか忘れそうなのでね!
豚とカブの炊き込みごはんともろもろ野菜
当分は相変わらず、平日ひとりごはん。俺を抱えて鈍行列車で5時間かけて内陸から戻ってきたので、買い物に行く気力と体力がなかった。よって、冷蔵庫に残っていた野菜たちと冷凍豚肉のみで構成された日。
豚とカブの炊き込みごはん、ブロッコリー、カブとにんじんとセロリの塩麹漬け、ブロッコリーの茎ザーサイ、ヨーグルト&アプリコットジャム。
冷凍しておいた豚バラ&豚ひきと、野菜室でしなびかけていたカブ、ねぎをひとくち大に切って、にんにくとしょうがをじっくり炒めたフライパンでガっと全部炒めて米いれて水とダシと調味料を適当に加えて炊いたもの。
カマルグ米を使ったけど、うーん、水の量が少なかったかな。まだまだ鍛錬がたりない。
2週間にわたる内陸アウェー生活であまり野菜を食べていなかったので、身体にいいことをした気分。
鶏肉とセロリの清貧スープ
この街の唯一無二のいいところ。それはなんてったって海。
久々に港から砂浜へ繰り出した日。
海まで歩くとなかなかに重労働なので、また買い物に行かず夜は冷蔵庫にあるもんで。鶏肉とセロリのスープ、キャロットラペ、自作ライ麦パン、ヨーグルト&りんごの甘煮。
スープのテーマは清貧。具はセロリと鶏、味付けは塩だけ。透き通るスープってなんかいいよね。
なんか見た目が病院食のような気がするな。いやフランスの病院食経験者としてはこれ出てきてくれたらうれしいけど。
豚とりんごのセロリみりんバター蒸し
この日も海まで繰り出すぜ!
ようやく買い物に行って、肉や卵などを仕入れてきた日。そして今日も肉は豚。
冬眠ごはんからハマっている豚りんごバター蒸し。色々と素材を変えたりなんだりしてアレンジしまくっているわけだけど、立派なセロリの葉を下に敷き詰めて、その上にりんご、バター、塩すり込んだ豚をのせ、水とみりんを加えて蓋して15分蒸す。
豚とりんごとセロリのみりんバター蒸し、自作パン、セロリと鶏のスープ、レンズ豆のサラダ、ヨーグルト&アプリコットジャム。
セロリ合わせ、非常によかった。肉汁を吸ったくたくたのセロリ葉がやみつきになる。りんごのエキスは欲しいけど、身は半分でもいいかも。
ほうれん草とベーコンの納豆ペペロンチーノ
金曜日はなんとなく和なものを食べることが多い気がする。ささやかな花金的な?
前日から解凍していた貴重な納豆(残り2つ)を使って、今回はパスタに。
ほうれん草とベーコンの納豆ペペロンチーノ、鶏とセロリのスープ、レンズ豆のサラダ、塩麹漬け、ヨーグルト&りんごのコンポート。
納豆がけスパゲティという感じですな。ごはんにもパスタにも合う納豆って食べものは天才。
あと2回の納豆をどう調理しようか、今から思案している。
トンカツとポテサラ
週末Otto氏とふたりごはん。
平日はひとりごはんの写真を毎度送りつけているわけだけど、皿数の多さというかなんというか、ひとりごはんのときのほうが気合いいれてる感がどうしても透け透け。
氏は別に何も言ってこないし、そもそも私が普段食べてるものを出しても喜びそうにない(&たぶん食べない)ので気にすることはないんだけども。
まあそれでもさすがに毎度なんちゃって焼きそばどーんっ!とか冷凍フリット&ステークアシェをただ焼いてどぞーっ!てのもアレなので、ちょっと頑張ってトンカツとポテサラでワンプレート。
ポテサラってこんなに地味なのに、それに反して手間の多さが本当、泣けるのよねえ。。
ハンバーグとポテサラ
日曜日。メインをトンカツからハンバーグにチェンジして、あとはなんでも野菜スープも用意したった!
最近はハンバーグにもみりんバターソース。一番好きなソースかもしれない。
スープとメインを一緒に出すというのは本来NGなのだけど、文句言わずに食べあげてくれたのでよかった。ちなみに、次のふたりごはんはOtto氏たってのリクエストでOKOと今から決まっている。
ほうれん草とたっぷりきのこズのパスタ
最近、私の健康を気遣ってか私が喜ぶからか知らないが、仕事終わりに地場生産者の八百屋でたっぷりと野菜や果物を買ってきてくれるOtto氏。毎日野菜たっぷりごはんの写真を送りつけていた甲斐があったというもの(ヒヒ)。
きのこ好きをアピールしていたら立派なヒラタケとマッシュルームを買ってきてくれたので、ほうれん草と合わせてパスタに。
ほうれん草ときのこたちのパスタ、いろいろ野菜のスープ、ポテサラ、ヨーグルト&アプリコットジャム。
きのこやっぱり大好き!!!
生姜焼き定食
晴れの日は、今年初の庭作業に精を出す。雪かき好きの父のDNAを受け継いだのか、草刈りするの大好き。マシン使用だけども。
日光を浴びながらの作業で疲れた体には豚だ豚。貴重な白米(イタリア産コシヒカリ)を炊いて、今日は生姜焼き定食といきましょう。
この漆椀に入っている得体のしれない副菜は、水で戻したひじきとほうれん草を炒め煮して、レンズ豆も加えてコトコトして、最後に油揚げを加えたもの。レンズ豆、和風でも使える!美味しい!
生姜焼き、ごはん、味噌汁、塩麹漬け、ひじきとレンズ豆の煮物、塩麹漬け、ヨーグルト&いちごジャム、みかん。
あーやっぱり、白米と合わせるなら豚肉は生姜焼きに限る!ごはん山盛り食べきれた。
イカとセロリのパスタ、仕上げにカラスミ
夕日がきれいに見えた日。もう少しあたたかくなったらテラスでアペロできるのにな。
毎日米じゃなくても全然OKというか、最近は米を食べた翌日は他のものを欲するようになってきた。
となると選択肢はパンかパスタか芋なのだけど、海鮮な気分だったので常備の冷凍イカリングとこれまたこの季節常備のセロリでパスタを。
イカとセロリのパスタ・仕上げにカラスミ、冷凍野菜ミックスチン、ひじきとレンズ豆の煮物、りんご、みかん。
幾度となく登場している(そしてまた登場する)イカとセロリの組み合わせだけど、これは本当に推せるのでまだの方はぜひ。
赤身肉そして芋
体調不良&貧血気味だったのか、無性に赤身の肉を欲した私にしては非常に珍しい日。
久しぶりにステークフリットにでもしようかなと思ったけれど、そういえばオーブン用のじゃがいもをOtto氏が仕入れてきてくれていたんだわ。
ここは健康的に、芋はフリットじゃなく焼き芋にしておこう。アルミホイルで包んで180度のオーブンで40分放置。ナイフで半分に切って塩(お好みでバター)をパラパラしてスプーンでほじっていただく。
ステーキと野菜、味噌汁、クレソンのサラダ、りんご、ノンアルコールスパークリング、ハーブティー。
たまには赤身肉がっつりってのもいいね!
ポロイチごましょうゆ
起き上がって息をする以外、取り立ててなんのモチベーションもわかない日。こんな日もあるさ。
腹は減る気がするので、サッポロ一番のごま醤油を宝箱からいそいそと取り出す。なにか具を・・・とかろうじてほうれん草も麺と一緒にゆでて、フィニッシュ。
サンヨー食品御中、ユーラシア大陸の西端で貴社の袋ラーメンに生かされている邦人が1名ここにおります。。
塩豚とレンズ豆のトマト煮込み
先月のクリティカルヒット、塩豚とレンズ豆のオーベルニュ風煮込み。
これをトマト風味に仕立ててみるのってどうかしら?
焼いて鍋に放り込んであとはオーブンまかせでOKなので、楽ちんっちゃ楽ちんなのである。
塩豚とレンズ豆のトマト煮込み、自作パン(発酵待てずに強行したのでぺったんこ)、クレソンのサラダ、チーズ。
まあ悪くはないんだけど、期待値はこえず。正直、トマトなしのほうが断然好み。ということで今後もオーベルニュ風の茶色い煮込みを作っていこう。
鮭ときのこの炊き込みごはん定食
週末ひとりごはん。晴れの日曜の魚市場は活気に溢れていた。購買意欲もそそられて、サーモン購入。
そろそろ和な気分。きのこがまだあったから、サーモンと一緒に炊き込みご飯つくろ。イタリア産コシヒカリの出番。
秋に舞い戻った感が否めないけど、間違いない美味しさだった。炊き込みごはんはすぐ悪くなるので、速攻おにぎりにして冷凍。これでモチベなし時も快適〜🎵
鮭ときのこの炊き込みごはん、にんじんと玉ねぎとわかめの味噌汁、イカとセロリと卵の中華風炒め、白菜の塩昆布浅漬け、クレソンのおひたし。
私の大好き尽くしのこの献立、Otto氏はなにも食べない気がする(笑)
デザートにグラン
そうそう、たまには市販のものを食べようかってことで、この日は日曜の港マルシェでパンとデザートも購入していた。
デザートはこちら、Gland(グラン)。
シュー皮の中に洋酒が効いたカスタードクリームが詰まってて、シューはグラサージュ&チョコスプレーみたいなのがかかっている。
シュークリーム好きにとっては好み要素が詰まっているこのグラン。Otto氏がよく食べているのを横目に気になってはいたのだ。
ここのはシュー皮がイマイチだったから残念だったけど、他はよかった。
週1で美味しいグラン探し、しようかな。