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晩夏を愛でる、ズッキーニとフェタと蜂蜜のタルト
ロゼの夏。カッペリーニの夏。そして夏野菜の夏。
フランスの夏野菜たちは、トマトにしてもナスにしてもズッキーニにしても、もれなくカラフルで巨大で、細長かったり丸っこかったりで色々な形をしている。野菜界もザ・多様性。
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こうみるとパリの野菜は北のローカル野菜と比べてなんだかお行儀がいいな
いくら農業大国フランスの夏野菜たちに毎年心を躍らせているといっても、実家の父がつくる新鮮な朝採れ野菜にかなうものはないのだけれども。
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実家かえりたいー🍺
夏も終わりに近づきつつある8月最後の日曜日は、諸事情によりアウェー(義母宅)でひとりごはん。夏野菜をたっぷり使って、終わりが近づきつつある今年の夏を愛で、そして惜しもうではないか。
ズッキーニ、あれこれ
フランスの夏野菜の代表格といえば、ズッキーニ。最旬期は、冬瓜レベルの巨大ズッキーニに出会うこともしばしばである。
ズッキーニはこれまでもたくさん調理してきた。
まずは、ザ・定番のキッシュ風。このときはちゃんと生地まで作ってるよ、えらいな過去の私。
これまた定番のファルシ。まるっときれいに器を食べなかったOtto氏を私は忘れない。
丸っこいズッキーニはファルシにぴったり!
まさかの衝撃!スイーツにも変換したりして。
noteを書き続けて5年目の夏ともなるといい加減ネタが尽きてきた感がありつつ、今回はシンプルでライトなズッキーニ・タルトを作ってみましょうかね。ロゼのおともによさそうなやつ!
ズッキーニとフェタと蜂蜜のタルト
材料は、お好きなだけズッキーニ、パート・ブリゼ(市販品)、フェタチーズ、たっぷりオリーブオイル、たっぷり胡麻、そして蜂蜜。パート・ブリゼを自作する場合はこの記事の生地レシピを参照に。
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夏の食卓によく登場するフェタチーズは、ギリシャからきた塩っ辛い羊のフレッシュチーズ。ギリシャでは各家庭で漬物的な位置付け・・・なんですと!
作り方は、いたってシンプル。
とにかくスライスからの、とにかく並べて、とにかく焼く、以上!
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「パート・ブリゼは白いキャンパス、ズッキーニは絵の具、そして私は現代アーティスト・・・!」と、謎のテンションで自らを鼓舞。すでにロゼ入ってますからね。
まずは外側から埋めていこう。黄色の小判じゃなかった黄色いズッキーニでぐるりと枠囲み。
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一枚ずつ並べながら、そういえばこんな作業を昔やっていたな・・・と。
ああ、セドリック・グロレのりんごタルトのときだ。こういう作業が多分とても好きなんだろうな、私という人間は。
さらに並べ作業は続く。2列目はノーマルなズッキーニ。
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3段目は、ストライプズッキーニ。
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最後、白ズッキーニ。
思いつきで各列の間にお花っぽくなるようにして差し込んでみることにした。
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うん、いい感じ。
最後に中心部も埋めていこう。
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見た目はこれで美しいのでこのまま完成系としたいところだけれども、食べ物は食べられなくては存在意義がないのである。
フェタ1パックを崩して、ズッキーニの上に散らす。
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仕上げにオリーブオイルをたっぷりまわしかけて、黒胡椒をゴリゴリして、オーブンへ。
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180度で25分とりあえず焼いてみたけれども、全然焦げ目がつく気配がない。このままだとどんどん手が伸びてしまうアペロのトリュフ風味チップスだけでお腹がいっぱいになってしまう懸念から、この日は他のものを食べることに方針転換。
待っている間にサクッと、夏といえばのカッペリーニでトマトとモツァレラと生ハムのカプレーゼ風。
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食べ終わる頃、ようやく焼き上がった。ん?これって見た目、ピザーラとかにあるやつっぽい・・・?
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あんなに綺麗に並べたけど焼いたら見る由もない(涙)となってしまうのは、このときの感情を彷彿とさせるな。モインモイン。
一晩休んで落ち着いたであろうピザーラのピザ、じゃなかった我がタルト。
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最後に蜂蜜をとろーり、全体にまわしかけてフィニッシュ!
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先ほど、ランチのメインにサクッといただいたけれども、目論見どおりロゼが進む美味しいベジタリアン・タルト。夏の味だねえ。
私同様、チーズ×蜂蜜合わせが好きな方は、きっとお気に召すはず!
独特の酸味が大丈夫なひとはシェーブルをのせてもいいと思うし、逆に苦手な人はモツァレラとかでも全然OKだと思う。
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一度作ってしまえば、サイズ違いでアペロにも前菜にもメインにもいけそうなこのタルト。
夏を締めくくるヒトサラにいかが?
最後に俺から一言。
「夏は果物もいいよね!🐶」
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今年はスイカマン登場できなかったねえ
いいなと思ったら応援しよう!
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