サン・マルタン運河と「友だちのパン」
これは昨日金曜日のお話。
ランチは、思いつきで作ったなんちゃって坦々麺のほか、残りのチャーハンとカシューナッツ炒めも食べて、ことのほかお腹がいっぱい。ビールも飲んだからか。
在宅研修中のOtto氏を邪魔するのもアレなので、少し休んでからみるぅと旅にでることにした。凱旋門にもモンマルトルにも行ったので、本日はCanal Saint-Martin(カナル・サンマルタン)。
前に行ったのはベルヴィルで赤いフォーを食べたときだから、かれこれ約半年ぶり!時間が過ぎるのが早すぎるよ。
この時は、震えがとまらないカメラのせいですべてが心霊写真づくしだったことを思うと、今回は美しい景色を収められることがうれしくてしょうがない。
アンダーグラウンドなメトロの駅から、階段を昇って外に出る瞬間が好きだ。
今日は運河だけでなく、美味しいパンも買いにいくことにした。
サン・マルタン運河近くにある「Du Pain et Des Idées(デュ・パン・エ・デジデ)」。
おそらくどのガイドブックにも載っているんじゃないか?ってくらい有名なお店。
以前来たのはかなり前のこと。土日休みなので平日働いてたときは来られなかったし、移住してきてからはコロナだなんだであまり足を伸ばさないエリアなので来る機会もなく…。
トリップアドバイザーのリンクも貼っておこう。
いくつか有名なパンがあるけれど、なかでも「Pain des amis(パン・デ・ザミ)」。直訳すると「友だちのパン」は、パリのシックで美味しいレストランでも見かけたものだ。
見た目は素朴な田舎パンだけど、一口食べて「え?なにこのリッチなパンは!?」と。少し焼くとさらに感動的な美味しさで、田舎なめたらあかんなあと痛感したことを覚えている。
久しぶりにこの味を求めて、やってきました。コロナで入店制限してるのもあるけど、お客さんはひっきりなしにやってくる感じ。
パティスリーはほぼ作っておらず、パンも種類は少なめ。集中と選択。
クロワッサンとパン・オ・ショコラ。朝だったら迷いなくこれらを買う。
これも有名なエスカルゴ。前に来た時にたしかピスタチオ味があったけど、今回はないようだ。これは他のお店でも美味しいので、今回は見送り。
りんごのタルトがなんだかとっても美味しそうだ・・・。高いけど。
肝心のパン・デ・ザミの写真を撮り忘れてしまったけれど、しっかり購入はして、あとさらにOtto氏のお土産にりんごのタルトを購入。たまには奮発。
お店の紙袋の色使いが超絶好み。
みるぅの自作ウェアにもよく登場する色味ですな。
徒歩2分もすれば、サン・マルタン運河へ到着。
こないだ来た時より人出の多いこと。
心霊写真から脱却してそれはもう美しく景色が撮れて、我満足。
橋の色合いともマッチする偶然!グッジョブ俺!っていうか私!
ビールやワインを手にだべったり、愛を語り合ったり、愛犬の撮影をしたりと思い思いの時間を過ごす。
水面にうつる何かを見つめる。
ちょっとおセンチ。
グリーン×グリーン!
門限が迫ってきたので、レピュブリックからメトロで。こちらレピュブリック広場。普段はスケボーの練習をしている若者などであふれている。
上記のサイトによると、広場の真ん中に鎮座するのは、フランス共和国を象徴するマリアンヌ像。自由と革命のシンボルで、イベントやデモのときに多くの人々が集まるのはそれゆえ。レピュブリックという名のとおり、共和国としてのフランスの諸問題を提起する場所として使われている。
ちなみにマリアンヌは自由の象徴としてのフリジア帽(赤い三角帽)をかぶり、右手には平和の象徴としてのオリーブの枝を持ち、左手には「人権宣言」の碑銘板を抱えているとのこと。
マリアンヌ像を背景に、パチリ。
なんかチミ、貫禄出てきたね。
パンレポートは、また明日。