海辺でムール・ビール・フリット！
ワクチン接種後4日目ともなると腕の痛みもだいぶなくなってきて、もうすっかり元気なユイじょりです。
それはそうと、今日はフランス全体を重苦しい空気が包んでいた。
というのも昨日のユーロ、フランス対スイス戦。まさかの土壇場でドローに追いつかれ、まさかまさかの次世代エース、ムバッペが最後の最後にPKを外し、フランスがベスト16でユーロ⚽️を敗退したから。
気合い入れて最初から最後まで応援したのに…残念無念な俺。
あの舞台で、しかもトリ。失敗できないプレッシャーもすごかっただろうに。
まだまだ若いし、これをバネにますますの成長を祈るのみ。
さて、我が家のバカンス2日目。
北国の海辺は天気が不安定で、本日はずっと曇りか雨。晴れ間を見つけて街歩きをした。
まるで家のような教会。
海辺の街だけあって、オフィス・ド・ツーリズムも船の形。
可愛らしい家。
タイルと同化しつつある、でっぷりしたネコ氏。
海辺はこんな感じで。
遠くにグレートブリテン島がみゆる…のはさすがに無理か。。
家の前でみつけたハンデキャップの方用のスペースの標識。
「もしこの場所をとる(=使う)なら私のハンデキャップも引き受けてよね！」
というような意味のフレーズが添えられている。こういうユーモアがフランスっぽい。
今朝はゆっくりだったので、ランチは適当に借りている部屋のキッチンにてサバイバルクッキング。
トマトときゅうりとツナ缶とフジッリで適当にサラダっぽくした。
つい先日、日本のパリでポークをロゼワインで煮ていた方がいらしたけど、案の定「ロゼ」に脊髄反射。
私、「夏のロゼは水」と本気で思っている自称ロゼ水女なわけで。
バカンスの時にお役立ちなのが、BIB(BAG IN BOX)と呼ばれるミニマム3リットル入りのワイン。箱の中にワインが密封袋に入っていて、蛇口みたいなのをひねるとウォーターサーバーみたくワインが出てくる優れものである。
最初に見たときは感動のあまり思わず爆笑してしまった。夏はバカンスやBBQ需要なのだろう、ワイン売り場には赤白ロゼのBIBがたくさん並ぶ。
こちらはロゼの3リットル。4本分入っていて、お値段も瓶で買うよりお得だし、開けたら6週間もつらしいので、1本は空けられないけどちょっとだけ飲みたいなってときにもよい。
ま、1週間もてばいい方なんだけども…。。
さて、夜は借りているアパルトマンのオーナーさんがオススメしてくれた海岸沿いのレストランへ。
俺もBIO(BAG IN OLÉ)で同伴。
なんか毛が波平さん見たくなってっけど。
メニューにムールが20種類弱あるところからして、ムール推しのようだ。
私は海辺に来たらもっぱら海のもの。
Moule à l’ancienne(エシャロット、粒マスタード、生クリーム)をチョイス。
キンキンなビールを飲みながら、海辺を眺めつつ、ムールの到着を待つことにしよう。
おおっ！ちゃんとムール用のココットでやってきた！テンション爆上がり。結構な大きさなのよねこれ。
開けー、フタ！
美味しそーーー！！！
ムールの身はムールの貝殻を使っていただく。
これが本当の共喰い(え)。
無言でとにかく食べる。気分は西海岸の甲殻クイーン・メーテル女史。
ようやく底が見えてきた！
エシャロットとマスタードたっぷりで大変美味しいスウプである。もっと下からほじくっておけばよかった。
フリットを除き大体完食。フリットは大体Otto氏にあげた。
お気づきのことかと思うけども、ココットの蓋はムールの殻入れとなる。
ムールココットは私がフランスの外食で完食できる、数少ないメニューのひとつ。
というか、一昨日まで味噌汁半分も飲めなかった人とは到底思えないね！胃が回復してくれて本当によかった…。
ちなみにOtto氏が何を頼んだか。
こちらです。
そう、北国名物、カロリーオブカロリーオブカロリー、Welsh(ウェルシュ)。
ここのはリールのお気に入りの店よりも量が上品(=少ない)と言っていた。そのお店では倍量以上で出てくるらしい。お、おう…。。
フリットをチェダーチーズにつけていただく。ちなみにこれに更にパンもつく。チェダーの海に既にパン浮いてるのに…。。
一口もらって、たしかにザ・チーズでとても美味しいけど、私は半分でギブアップな気がするなあ。
ムールにチーズに、美味しそうな匂いを嗅ぎつけた俺の首ものびーる。俺にもオクレ。
でも何も貰えなくてしょぼーん。。
やっぱり海辺で食べる海のものはいいなあ！
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