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洋風おうちごはん

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フレンチ中心に、洋っぽいおうちごはんのまとめ
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2020年12月の記事一覧

当たり前に君はくるけど食べはしない、2人きりのクリスマス・イブ

日本から8時間遅れのパリより、メリークリスマス! 私のトップ・クリスマス・ソングは、ユーミンでもコウミ・ヒロセでもマライア・キャリーでもなく(いやどれもトップレベルだけど)、タツロー・ヤマシタの「雨は夜更けすぎに雪へと変わるだろう」なやつで。 懐かしすぎるタモリのボキャブラ天国。田舎の小学校低学年だった当時の私が毎週楽しみにしていたこのボキャ天。もっとも印象に残っているもののひとつ、「兄は夜更すぎにユキエと変わるだろう」がエンドレス流れているわけだ。 タモさん、「今年(

フライング・クリスマス?鴨肉のアシ・パルマンティエ

ボンニュイなパリからボンソワー。 ちなみにボンソワーは「こんばんは」っぽい感じで、 ボンニュイは「おやすみ🌛」ってこと。 クリスマス三日前ともなると、さすがに街は盛り上がる。盛り上がっていいのかわからないけど、少なくともパリの街角はレストラン・カフェが閉まっている以外、人数制限しながらもクリスマス商戦という感じだった。 日本のクリスマスは、恋人か友達とワイワイというイベントな印象だけど、フランスのクリスマスは日本の正月同様、神聖なる家族の行事。日仏ではクリスマスと正月がひ

タコとアボカドのMIZUNAジェノベーゼ

アドベントカレンダー的なものを一切やっていないので、カウントダウンすることもなくぼーっと過ごしていたら、気づけばもう、12月も20日。 つい昨日くらいに、あーもう師走かーなんてつぶやいていたというのに。 ここ数ヶ月の日曜日といえば、10時くらいまで寝て、みるぅのお散歩ついでに日曜に最もにぎわう近所のマルシェを探索。またお昼寝してデスクワークという名の読書やらnoteやらをする日と決まっているのだが、いくらクリスマスが近いからといってその習慣は変わることなく。 今日はデスク

師走イカの日は、イカのカルボナーラ風

ジワジワと拡がりつつあるぞ(ニヤリ)と、まことしやかに思い込んでいる、 「毎月10日は、イカの日」。 先月は、生でいくか詰めるかで迷って結局作ったのが、日仏融合のイカ飯にイカの断片を混ぜたはんぺん添え。魚が魚っぽい状態なのをグロテスクだと捉えてしまううちのOtto氏に、制作過程を見られさえしなければおそらく食べてもらえるに違いないと思って、最終的に詰めにいったのだ。 🦑 noteご近所のなかで、イカを心から愛でるひとたちの集まり、自称イカ連ことイカ連盟。 もうずいぶん

追憶のマドリッドきのこ

どうも、昨日の昼から、今日の朝を除いて通算4食連続で昨日完成した自家製鶏のパテカンを食べているユイじょりです。明日の朝起きたら鶏になってそう。むしろなってしまいたいわ。 フレンチの風をびゅんびゅん吹かせた鶏パテカン、フライパンで両面をこんがり焼くとこれまた最高に美味なので、オーブンででも魚焼きグリルででもパテカンを作ってみようって気になった私のような物好きな方々は、是非お試しのほどを。 さて、今日は追憶のマドリッドきのこと題して、旅と食をちょこっと振り返るシリーズ。 最

サンドブームに参戦、鶏のパテカンでサンド

どうも、大変長らくお待たせしました(え?待ってない??) 本日は満を持して、サンドイッチの本場?フランスからついに 「サンドです」。 おととい書いたこのサンドに関する考察↓ 「サンドは外で買うもの」という点に共感いただいたしずかさんも、週末に参戦を。なるほど、オープンサンドなら家で作るにはもってこいだなあと感心。 さて私はどうしよう。どうせなら北風小僧なみにフランス風をびゅんびゅん吹かせたい。 食パンのような四角いフワ系パンを使ったフレンチなサンドといえば、クロッ

ミクニ風じゃがいものガレット、ロシアンたらこ&ブルチソース

今日は朝一で移民活動、略して民活。 手続きする場所は、Barbès - Rochechouart(バルベス・ロシュシュアール )という、一度聞いたら忘れないしゅわしゅわとしたネーミングの駅近くにある、移民専用窓口がある警察庁。こんなこともなければ近付かないエリアなので、久しぶりにのるメトロでも道端でもどこでもめっちゃ緊張。 滞在許可証の更新手続きはネットで事前に予約をするのだけど、予約表には「ひとりで来い」と太字記載。私はフランス人Otto氏の配偶者というステータスで移民

カブのファルシ、ロマネスコとミクニ風フリット添え

師走初日の夜は、壮大なる創作からスタート。 昨日、いつもお世話になっているnoteご近所のケイチェルおじさんが、香川県からお取り寄せしたご立派なカブを使ってなにやら美味しそうな牡蠣鍋をしていて、なんだか私は無性にカブが食べたくなってしまった。 おいたんの言うように、冬場に出回るフランスのカブ(navetといいます)は、甘みがあってとても美味しい。大好きな野菜のひとつ。 浅漬けにしたりそのまま野菜スティック風にむしゃむしゃしていたけど、どっぷりハマっているMUJIのぬか漬