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子猫が骨髄異形成症候群(MDS)と白血病(AML)の境界という病気になった - #1

ベルリオーズ

愛称はベルくん
2022年12月29日生まれ
スコティッシュフォールドの雄♂
https://twitter.com/berlioz1229

まずはじめに。

骨髄異形成症候群(MDS)と白血病(AML)の境界というとても珍しい病気になりました。まだ8ヶ月の子猫です。
猫白血病ウイルス(FeLV)は陰性です。陰性での白血病は珍しく、更にMDSとAMLの境界はとても珍しいそうです。
予後不良だろうと言われていますが、少しでも長い間暮らせるように頑張っています。

書き始めた2023年9月28日時点で、病気について調べてもあまり情報がないこと、治療費などの目安も全く付かなかったことから、少しでも記録を残しておくべきだと感じました。
同じ診断結果でも同じような治療とは限りません。あくまでもベルリオーズのケースとして捉えてください。
また、治療費など赤裸々に書きますので、少しでも参考になればと思っています。(交通費は割愛しています)

飼い主はフリーランスなので、会社勤めの方よりも時間に融通がききます。
県外への通院も、クライアントや家族・友人の支えがあり実現しています。ありがとうございます。

かかりつけの病院へ。

2023年8月中旬~9月5日

ご飯の量が減ってきた。
去勢後くらいから食べるスピードが落ち、8月20日あたりからドライフードを半分残しているような状態に。
ふやかしたりトッピングをかけることで完食はしていました。
猫は食べムラがあるということを調べたり他の猫飼いさんから聞いていたこともあり、フードを変えたり、ウェットの量を増やすなどして対応していました。
この時は暑いし夏バテかな?とか、グルメなにゃんこですね~!と思っていました。

2023年9月6日

ドライを全く食べてくれない。ふやかそうが何をしようがダメ。
ウェットも10g程度しか食べない。
これはさすがに食べムラじゃなさそうだ、と思い、病院へ行くことを決めました。

2023年9月7日

準備をして、よし行くぞー!と思い、LINEにて診療予約をしたところで気づく。休診日でした。
仕方なく、明日の朝イチで行くことにした。
食欲は変わらず。そしてほとんど動かなくなり、ぐったりするようになりました。

2023年9月8日

近所のかかりつけの病院へ。かかりつけの病院は広島県にあり、徒歩10分程度です。
食欲がなく、ぐったりしている旨を伝えたところ、熱があるとのこと。
計測してもらった結果、39.4度と発熱している状態でした。
血液検査をしてもらい、30分ほど待って結果を確認しました。
肝臓とかの数値は良い。ただ、ものすごい貧血かつ、白血球がとても増えている。(白血球の数値は、以前去勢を行ったときの血液検査結果と比較しています)
ヘマトクリットは14%程度でした(検査結果が残っていませんでした)。
1匹しか飼ってないので血液検査だけではパッとはわからない、ということで、預かってもらいエコーなどをしてもらうことになりました。
10:30に預けて、16:00以降に迎えに来て欲しいということでしたので、一度帰宅して仕事をすることにしました。

13:30。かかりつけの病院から電話が。
とても嫌な予感がしつつ電話を受け取ると、エコーなどの結果は特に問題はない。
しかし、よくない細胞が映っている。
うちの病院ではなく、山口大学動物医療センター(二次診療)へ行った方が良い。
ただ貧血がすごいので、明日は広島県内で輸血できる病院へ行って輸血をしよう。
正直な話、なかなか難しい選択を迫られると思う、と言われました。

山口大学動物医療センターは完全予約制なこと、15:00までしか受け付けてくれないことがあり、早めに電話をくださったそうです。
とても信頼している先生でしたので、先生のアドバイス通りに進める事にしました。
山口大学動物医療センターへの予約はもちろんのこと、輸血できる病院にもコンタクトを取っていただきました。
輸血できる病院に関しては、その病院にいる看板猫ちゃんから血を分けていただくことになりました。
本当に有り難かったです。

貧血を見るには歯茎が良いよ!と教えてもらい確認した所、確かに真っ白でした。数日に一度、歯磨きをしていても歯茎の色は気づきませんでした。(正しくは気にもしていませんでした)
今思えば、だんだんと鼻の色が白くなってきているな~とは思っていましたが、まさかそれが貧血だとは思いもしませんでした。
また以前から少し運動したらゼエゼエと呼吸していましたが、子猫は加減がわからない事があるというのを読んでおり、あまり気に留めていませんでした。

メソメソしていても仕方ないので、気持ちを切り替えようとしましたが、ここから1週間程度はずっと泣いていました。
まだたったの8ヶ月。お利口さんで賢いベルくんが?
私がもっと早く貧血に気づいていればこんなことにならなかったのでは?と。(検査結果から言えば、早ければどうにかなっていたものではないと思うので、自分を責める必要はなかったのですが、この時はそう思っていたのでした)

【診療費】31,130円

  • 再診料 700円

  • 採血料 500円

  • 血球検査 2,000円

  • 生化学検査 5,500円(550円×10)

  • 電解質検査 1,100円

  • 炎症マーカー(SAA)検査 3,000円

  • レントゲン 5,000円(4,000円+1,000円)

  • 腹部超音波検査 4,500円

  • 血液型検査 6,000円



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