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母の気持ち

弟の外泊が決まり、弟は一層リハビリに力が入っていきました。
正直、今や内科的な治療も落ち着き、入院生活の中で決まった治療はこの1日2回のリハビリしかなく…
リハビリの時間以外は病室で主に上半身の筋力をつけたり、足を動かしたりする自主練をしていました。
廊下を歩いたり、トイレに1人で行ったりと杖を使っての移動の練習をしたがっていましたが、なかなか杖の許可が出ません、
弟の焦る気持ち、病棟への不満が募る中、隔日でお見舞いに行っていた母が体調が悪いと言い出しました。
今年の夏は猛暑が続き、本当に暑かった。
今の病院で40分。大学病院のときは1時間半かけて病院に通った母。
どんなに休んでと言っても、弟に顔を見せることしか出来ないからと、決して休まず洗濯物や弟のリクエストに応えて暴言を聞き続けていましたが、なんだか様子がおかしいのです。

外泊が決まり、自分がどこまで出来るのか不安になったようで、考え込むことが増えていきました。
退院して社会復帰して欲しいと思いながらも、86歳。
弟の帰宅が現実のこととなり、塩分やカロリーに配慮した食事作りや、入浴、日々の生活サポートはどうして行ったら良いのか、自分が何年そういうことが出来るのか不安になってしまったようです。

母への負担は兄弟達も一番心配していたことで、母ひとりに任せるつもりはなく、そのためにも弟には自立出来るぐらいまでリハビリ病院で訓練を続けてもらって、自宅を整え、介護サービスの助けを得て母に負担のかからないようにと考えて母にも伝えていたのですが、外泊がきまり一気に不安が広がってしまったようです。

ここで寝込まれたり、体調を崩されては二重に介護が始まってしまいます。
それだけは避けたい!
とりあえず、外泊のために家を片付けるということにして、母のお見舞いは禁止。
弟の愚痴もより 不安になるので、母の体調がわるいのでスマホ禁止にした、と弟連絡を止めてもらい母のフォローに回りました。

いろいろあります…
体が2つも3つもほしいとも思いますが、一日は24時間。
出来ることには限りがあるので、優先順位をつけて目の前のことをひとつずつクリアしていくしかありません。

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