朝の挨拶200929 読むRadio
Good morning, everyone. おはようございます。
9月29日・火曜日。北海道に咲く野菊・エゾノコンギク。
本日は、招き猫の日。
招き猫の日(9月29日 記念日)
招き猫の愛好家の団体である日本招猫倶楽部が制定。
日付は「くる(9)ふ(2)く(9)」(来る福)と読む語呂合わせから。招き猫の魅力をアピールし、多くの人に福を招いてもらうことが目的。記念日は一般社団法人・日本記念日協会により認定・登録された。この日を中心に、三重県・伊勢の「おかげ横丁」の「来る福招き猫まつり」など、全国各地で記念行事が開催されている。
招き猫は、前足で人を招く形をした、猫の置物。猫は農作物や蚕を食べるネズミを駆除するため、古くは養蚕の縁起物でもあったが、養蚕が衰退してからは商売繁盛の縁起物とされている。
縁起物の招き猫には、右手をあげた猫と左手をあげた猫の二種類がある。「右手」はお金や福を呼び、「左手」は客などの人を招くとされる。全国一の生産地・愛知県常滑市の業者によると、1997年(平成9年)春頃から「右手」の注文が増え始め、従来の「右1:左9」の比率が「右7:左3」になったという。招き猫発祥の地との説がある東京・世田谷の豪徳寺でも同じ傾向だという。
人を招く「左手」をあげた招き猫の注文が多いとは知りませんでした。
朝ルーティンの時間
本日はイングリッシュ・ブレックファスト。
天気はくもり。5時の気温は室内19℃。湿度56。
外気温16℃。
昼間は半袖でいられます。
猫のうた
「招き猫の日」にちなんで猫の登場するうたを紹介。
皆川おさむ「黒猫のタンゴ」
日本語詞:見尾田みずほ、作曲:マリオ・パガーノ(イタリア)、編曲:小森昭宏
「黒ネコのタンゴ」は、1969年に行われたイタリアの童謡コンテスト「第11回ゼッキーノ・ドーロ」で第3位に入賞した「Volevo un gatto nero」(黒いネコがほしかった)の日本語カバー曲。日本語版の歌詞は、原詞の翻訳ではなく独自に作詞したものです。
1969年に発売され、爆発的な人気となりました。オリコンで14週連続1位を記録、シングル売上は公称260万枚(資料によっては230万枚)を記録(1969年の年間第5位・1970年の年間第1位)。ラジオ番組『オールナイトニッポン』がヒットの発信源とされます。
当時音楽プロデューサーをしていた関根光致子(木下美智子)からの依頼で、皆川おさむの叔母が主宰する「ひばり児童合唱団」に日本語版のオファーが来たのをきっかけに歌うことになりました。特にオーディションなどはなかったそう。
発売当時のキャッチコピーは「大人のための子供の歌」。当時、童謡のレコードでは物品税が非課税扱でしたが、東京国税局の幹部が試聴会を開いた上で童謡と判定。その一方、レコードはプレス場所で納税する規定があり、他の国税局管内では歌謡曲扱いで課税対象となってしまいました。
皆川おさむはレコーディング当時、「タンゴ」が音楽ジャンルとは知らず、ネコの名前だと思っていたそう。歌と共に人気者になってしまい、外出すると人に囲まれ大変だった映像をテレビで見ました。デビューした当時は6歳でした。
ヒットの影響で、子供歌手がレコード会社各社からデビュー、1970年の日本歌謡世界に「子供歌手ブーム」が訪れました。
皆川おさむ版のレコードはアメリカ、オランダなどでも販売。また、イタリア語・英語・ドイツ語・フランス語など世界6か国語の歌詞で吹き込み、全世界でのレコード売上は400万枚以上に達しました。
イタリア語版「Il Tango Del Gatto Nero」(黒ネコのタンゴ)は日本語版「黒ネコのタンゴ」を訳した内容で原曲「Volevo un gatto nero」とは異なります。
「ゼッキーノ・ドーロ」(イタリア語:Lo Zecchino d'Oro)とは、イタリアのボローニャ市で年1回開催される、子供のための国際歌唱コンクール。有名な作詞作曲家の作品が出品されて行われる。出場者は3歳から10歳までの児童に限定。
テレビ番組およびラジオ番組で中継されるほか、ユーロビジョンを通じてヨーロッパ諸国でもテレビ放映されます。
順位は審査員と会場にいる聴衆の反応で決められます(1969年当時)。2007年(第50回)までは、審査員も12歳以下の児童に限定されていましたが、第51回からは大人も加わるようになりました。
B面、初めて聴いた。
置鮎礼子「ニッキニャッキ」
日本語詞:山上路夫、作曲:アントニオ・ヴェントゥリーニ(イタリア)、編曲:小森昭宏
こちらも第11回ゼッキーノ・ドーロ(Zecchino d'Oro 1969)の入賞曲。原題「Nicchi Sgnacchi Mucchi Mucchi」。オリジナルの作詞・作曲はアントニオ・ヴェントゥリーニ(Antonio Venturini)。当時5歳半の少女ロベルタ・デレ・フェミーネ(Roberta delle Femine)が歌っていました。
日本語版を歌う置鮎礼子は1964年10月生まれです。
発売当時は話題にならなかった「ニッキニャッキ」。約10年後「ママとあそぼう!!ピンポンパン」の挿入歌として酒井ゆきえとビッグ・マンモスがカバーしてリバイバルヒットしました。
2002年に発売されたアルバム『柴矢裕美とレッツ・シング!!〜「おさかな天国」から「ニッキ・ニャッキ」まで〜』の中で西脇彩華がカバーしています。
「Nicchi Sgnacchi Mucchi Mucchi」
「ニッキニャッキ」の原曲「Nicchi Sgnacchi Mucchi Mucchi」
カバー曲かな?
詞と音楽:アンナ・ベンチュリーニ(Anna Venturini)
<イタリア語歌詞>
«Se non sei buono
Niente gelato
E se non studi
Non sei premiato...»
Mai che una volta
Si possa avere
Subito tutto
E senza aspettar...
Però mi sono accorto di una cosa
Che in gran segreto voglio dire a te:
Se tu dici nicchi sgnacchi
Nicchi sgnacchi mucchi mucchi
Tutto quello che tu vuoi
Basta chiederlo e l'avrai...
È davvero una magia
Una formula per tutti:
Basta dire nicchi sgnacchi
Nicchi sgnacchi mucchi mucchi...
Nicchi sgnacchi mucchi mucchi
È un miracolo per tutti
Tutto chiaro e senza trucchi
Lo puoi dire pure tu.
Se due dita incrocerai
E tre volte lo dirai
Nicchi sgnacchi mucchi mucchi
Quel che chiedi arriverà...!
Così dicendo
Ho traversato
Mari e montagne
Tutto d'un fiato...
Ho conosciuto
Principi e fate
Mi son seduto
Sul trono del re...
Ho avuto tutti i giochi che ho voluto
E voglio dirti come devi far.
Se tu dici nicchi sgnacchi
Ecc... ecc...
Nicchi sgnacchi mucchi mucchi
È un miracolo per tutti
Tutto chiaro e senza trucchi
Nicchi sgnacchi mucchi mucchi
Nicchi sgnacchi...
Mucchi mucchi...
Vincenza Pastorelli「Volevo un gatto nero」
「黒ネコのタンゴ」の原曲「Volevo un gatto nero」
原題: Volevo un gatto nero(黒いネコがほしかった)
作詞:マリオ・パガーノ(Mario Pagano、「フラマリオ (Framario)」の筆名で投稿)、アルマンド・ソリチッロ(Armando Soricillo)、フランチェスコ・サヴェリオ・マレスカ(Francesco Saverio Maresca)
作曲:マリオ・パガーノ
オリジナル歌唱者:ヴィンチェンツァ・パストレッリ(Vincenza Pastorelli)(当時4歳の少女)
<歌詞の内容>
「本物のアリゲーターやキリン、ゾウ、動物園丸ごとあげるから、代わりに黒ネコがほしい」と言ったのに、友達がくれたのは白ネコだった、嘘をついたんだからもう遊んであげない
もう黒でも白でもどっちでもいいけど、嘘つきには何にもあげない
1969年当時、イタリアでは同じく第11回ゼッキーノ・ドーロの入賞曲である「Il Pesciolino Stanco」(疲れた小魚)・歌:ナタリーノ・ディ=メッツォ(Natalino Di Mezzo)とカップリングされ、シングルレコードとして発売。レコードは900万枚を売り上げました。
歌手のクリスティーナ・ダヴェーナが2012年の第55回ゼッキーノ・ドーロでこの曲を歌うなど、親しまれている楽曲のひとつです。
<イタリア語歌詞>
Lallallallallalla
La-llà.
Un coccodrillo vero,
Un vero alligatore,
Ti ho detto che l'avevo
E l'avrei dato a te.
Ma i patti erano chiari:
Il coccodrillo a te
E tu dovevi dare
Un gatto nero a me.
Volevo un gatto nero nero nero:
Mi hai dato un gatto bianco
Ed io non ci sto più.
Volevo un gatto nero nero nero...
Siccome sei un bugiardo
Con te non gioco più.
Lallallallallalla
La-llà.
Non era una giraffa
Di plastica o di stoffa;
Ma una in carne ed ossa
E l'avrei data a te.
Ma i patti erano chiari:
Una giraffa a te
E tu dovevi dare
Un gatto nero a me.
Volevo un gatto nero nero nero
Ecc.
Lallallallallalla
La-llà.
Un elefante indiano
Con tutto il baldacchino,
L'avevo nel giardino
E l'avrei dato a te.
Ma i patti erano chiari:
Un elefante a te
E tu dovevi dare
Un gatto nero a me.
Volevo un gatto nero nero nero
Ecc.
Lallallallallalla
La-llà.
I patti erano chiari:
L'intero zoo per te
E tu dovevi dare
Un gatto nero a me.
Volevo un gatto nero nero nero,
Invece è un gatto bianco
Quello che hai dato a me.
Volevo un gatto nero
Ma insomma nero o bianco
Il gatto me lo tengo
E non dò niente a te.
Lallallallallalla
La-llà.
本日はここまで
いかがでしたか。
原曲がイタリアの童謡であることはあまり話にでません。音楽は似ていても歌詞の内容は異なるので、どちらも楽しめます。
歌からイタリア語に慣れるのもいいかもしれません。
是非聴いてみてください。
本日はここまで。読んで下さった皆様、ありがとうございます。感謝!
今日も元気に過ごしましょう。
笑顔は幸せの素。”Your smile makes everyone happy!!”
それでは良い一日を。 Have a fine day.
200929 YUHUA O.