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母の短歌1・春の朝陽よ 水ぬるめてよ


あいさつを 交わす河原の
鳥たちに 春の朝陽よ
水ぬるめてよ
 


やわらけき なをやわらけき
細き茎 花つけて立つ
朝露の中
 


水の輪に しばし憩える
水すまし ふんばる足は
細き針金
 


手のひらに 水面の月を
すくいきて キラキラかがやく 
映えに魅入る
 


鼻緒をも 濡らす野草の
小路ゆく おぼろ月夜に
漂うは夢
 


(木下タカ作)

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(木下タカの他の短歌作品10点あまりは
長野ゆうほ著つか子と「あの人」 (創作大賞2024応募作品) の小説の中に組み込まれてあります。)

明治の母と昭和の娘



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