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母の短歌9: 終りの花にやわらかさあり

かたむいて 首かしげいる
   うす色の 終りの花に
      やわらかさ あり
 

 
ホームレスの 人に別けたし
  このむくもり 雨もりもせぬ
     小さき わが部屋
 

 
いづこにか 知るよしもなき
   行先を 花咲く庭の
      白き椅子に  居り


        (木下タカ作)



木下タカの短歌作品
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母の短歌 [5]  母の短歌 [6]  母の短歌 [7]  母の短歌 [ 8]
(木下タカの短歌作品10点あまりはつか子と「あの人」 の小説の中に組み込まれてあります。)

長編:[完 ]つか子と「あの人」プロローグ・本章・エピローグ


最近の作品:『切花と先住民』 『救急車のサイレン』 
                     『みじか〜い出会い・三つの思い出』
       『夫の質問:タンスの底』  『外せないお面』 

『スイカと鳩:ひとりの小さな平和活動』 『昭和40年代:学生村のはなし』『クエーカーのふつうしないこと:拍手』
『アフリカ系アメリカ人:一瞬たりとも』   『明治の母と昭和の娘』 
『本当の思いを云わ/えない本当の理由』
 
『伝統ある黒人教会のボランティア』   
『スッキリあっさりの「共同」生活』 



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