【日本一周 北関東編10】 そうだ 群馬・栃木、行こう。
・まえがき
今回の北関東編はスケジュールの都合により、1度に北関東すべてを回るのではなく、茨城編、群馬・栃木編と2回に分けて訪れた。
それでは、群馬・栃木編をどうぞ!
・メンバー
明石、尾道、釧路、宮島
・釧路寝坊ス 筆者:明石
8時のレンタカーの貸し出しに合わせて、7時50分に最寄り駅の改札前集合にしたのだが、釧路が来ない。
LINEしても既読がつかない。
電話しても応答はない。
これはもしかすると、もしかするぞ。僕たちはとりあえずレンタカー屋に向かい、車を借りる手続きをすることにした。尾道が窓口で説明を受ける中、僕は釧路に鬼電した。
やっと電話口に出た釧路は、くぐもった寝ぼけ声で言葉にならない声を発している。「とりあえず、家まで迎えにいくからそれまでに準備しといて!」と告げ、電話を切った。やれやれ。
釧路は以後、この失態をイジられるたびに「俺は本当に手遅れになるときには遅刻しないから」と言い張るけど、それは旅行って時点でどれも変わらないよなぁ。
・出発 筆者:尾道
ニッポンレンタカー前に到着すると、宮島がおもむろにリュックからカードゲームを取り出した。今夜の宿でやるために実費で買ってきてくれたとのことだった。
しかもその数なんと3種類。それぞれは追々紹介するとして、ここでは特に印象的だった「大富豪」に触れたい。
この大富豪セットは、1枚1枚にバトルスピリッツ風のイラストが描かれており、トランプというよりはトレカの趣を帯びている。
しかも各キャラクターは独自の効果を持っていて、通常のトランプでやる大富豪とはだいぶ異なる試合運びが期待された。宮島の太っ腹さに感謝しつつ、今夜を心待ちにした。
・友人としての矜恃 筆者:明石
尾道が飲み物を買いたいとのことで、道中のセブンイレブンに立ち寄った。
釧路と宮島はレンタカー屋を出てからというもの、後部座席で「なんじゃもんじゃ」に興じている。こういうときだけ運転手という役割への不満が湧いてくる。
運転が嫌いなわけじゃないけど、前と後ろで空間がわけられてあからさまに楽しまれると、「お前らの専属運転手じゃないんだぞ」という不満が心に溜まっていく。
こんなよろしくない精神状態で運転していると走りも乱暴になりやすく、なおさらよろしくない。こんどの旅行からは全員が運転免許取得者になるから、そうしたら運転手はじゃんけんによって平等に決めるようにしよう、と話し相手の尾道が帰ってくるまで考えた。
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